YouTubeや、TikTokを中心としたクリエーターの支援事業やコンテンツ制作事業を展開する、BitStar（ビットスター）は、同社の所属クリエーター・五彩緋夏（ごさいひな）がプロデュースするメークブランド「Armuje（アルミュージュ）」を運営している。
ブランドをプロデュースする五彩は、同社所属のクリエーターとして活躍している。SNSでは、メーク・ダイエット・整形などの美容コンテンツを発信しているという。
YouTubeチャンネル「五彩緋夏 ひなちゃん5しゃい」の登録者数は、78万3000人（11月時点）。ツイッター（フォロワー約32万人）、インスタグラム（フォロワー約23万5000人）など、さまざまなSNSで支持や共感を集めているそうだ。五彩緋夏の著書「ブスな自分殺すの結構がんばってる。」は3重版となり、総販売部数は1万6500部となっている。
「Armuje」のコンセプトは、「あなたの可愛いを壊させない！」。ブランド名には、「jewel（宝石）」と「armure（鎧）」をかけ合わせた、「宝石の鎧」という意味があるとしている。
デザインや商品名に、「宝石」のモチーフが採用されている。「商品から、ECサイトのデザインや、店頭の什器まで、『宝石』『ブランドカラー』といったモチーフや世界観で、一貫性を持たせている。五彩本人がこだわってプロデュースしている」（執行役員・安原祐貴氏）と言う。
ECサイト「Armuje公式サイト」は今年3月にオープン。メーク商品の販売を行っている。ファーストプロダクトは、リップ「マットジュエルリップコレクション」。「マットなのにティント」「落ちにくいのに潤う」といった点が好評だという。
▲マットジュエルリップコレクション11月1日には、4種類のアイシャドー「ジュエルアイカラーコレクション」を発売した。生質感のパウダーがまぶたに心地よく密着するという。肌なじみよく高発色なパレットだとしている。付属のチップの素材や、鏡付きの容器など、機能性にもこだわって開発したそうだ。
「ECのリピート購入は非常に多い。第1弾のリップで商品の良さを体感してもらったことが、新商品の購入につながっていると考えている」（同）と話す。
さらに、同ブランドでは、似合う色が見つかりやすいよう、「パーソナルカラー」を意識しているという。
五彩のユーチューブでは、メーク術を生かした発信を行っている。同ブランドのプロダクトを活用して、重ね塗りなどの趣向を凝らしつつ、「トータルメークでどのように仕上げるか」といったテーマの動画をアップしているという。
商品の魅力に引かれた、美容に感度の高いユーザーが、ツイッターやユーチューブなどの各自のSNSで発信を行ってくれているそうだ。そうしたUGCから、より広い層に同ブランドが広まっているケースもあるとしている。
