2022.11.16

ユナイテッドアローズ、中間期のEC売上7%減 自社ECサイトは刷新後に改善傾向へ

ユナイテッドアローズの2022年4‐9月期(中間期)におけるEC売上高は、前年同期比7.0%減の155億2800万円だった。自社ECサイトは今年3月のリニューアル後、当初は売り上げを落としたものの、改善傾向にある。「ZOZOTOWN」の売上高は減少している。

中間期における自社ECサイトの売上高は、同0.5%減となった。今年3月のリニューアル直後は、在庫配分の不足やシステム面の課題により苦戦していた。第1四半期の自社EC売上高は、同11.5%減だった。第2四半期は改善傾向にあり、自社EC売上高も同11.4%増とプラスに転じている。

中間期におけるECモールの売上高では、「ZOZOTOWN」が同8.2%減、「楽天ファッション」が同5.1%増となった。EC売上高における構成比では、「ZOZOTOWN」が同2.1ポイント減の42.0%、「自社ECサイト」が同1.0ポイント増の34.8%、「楽天ファッション」が同1.2ポイント増の15.1%となっている。

自社ECサイトのリニューアル後、スマホアプリのダウンロード数が100万件増え、累計で約230万件となっている。LINEの「お友だち」登録数も今年10月現在で約177万人となった。

OMOによるデジタル接客については、おすすめコーディネート(コーデ)を投稿するスタッフを900程度まで増やした。コーデ掲載数は月5000件まで増え、コーデを経由した売上高が自社ECサイトの50%強を占めるようになった。

OMO施策やSNS活用を強化し、実店舗とECの双方をさらに伸ばしていきたい考えだ。




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