2022.11.09

アース製薬、中性重炭酸入浴剤ブランド「BARTH」事業を買収 TWOはプラントベースフード事業にリソース集中

中性重炭酸入浴剤ブランド「BARTH」

アース製薬は11月8日、ウェルビーイング事業を展開するTWOから、中性重炭酸入浴剤を中心としたブランド「BARTH」事業を買収した。TWOはプラントベースフード事業へリソースの集中を図る。

アース製薬とTWOは11月8日、「BARTH」事業の事業譲渡契約を締結した。今回事業譲渡した「BARTH」は、バスタイムからスリープタイムまで、ワンランク上のナイトルーティンを提案するライフスタイルブランド。世界でも希少な中性重炭酸泉の研究から誕生した「薬用BARTH中性重炭酸入浴剤」を中心に、ナイトタイムを充実させるプロダクトを展開している。

アース製薬グループは、「お客様目線」を原点に利用者が感じる不満や不便の解消を徹底的に追求し、虫ケア用品、入浴剤、口腔衛生用品、総合環境衛生管理サービスなど多岐にわたる独創的で高品質な製品・サービスを提供している。

アース製薬は入浴剤市場において国内シェア率45.8%(インテージSRI+ 入浴剤市場 2021年累計販売金額シェア)を誇り、「バスロマン」「バスクリン」「きき湯」「温泡」など様々な入浴剤製品を展開する業界最大手企業だ。業界最大手として蓄積されてきた知見と、「BARTH」ブランドの育成に携わってきた人財も迎え入れることによるノウハウの融合により、「BARTH」を今まで以上に強いブランドとすることが可能だと見ている。

今回の事業譲渡にあたり、アース製薬の川端克宜CEOは、「『BARTH』ブランドはもとより、ブランドを立ち上げ、育ててきたチームのメンバーが当社の仲間となることを大変楽しみにしています。『BARTH』は独創的なコンセプトのもと、高成長を果たすとともに独自の世界観を築いてきました。この世界観は何物にも代えがたい財産です。事業移管後は当社が責任をもって運営することとなりますが、『BARTH』のコンセプトを大切に、お客様にいっそうのワクワクをお伝えしてまいります。ぜひ、ご期待ください」と述べた。

TWOは、「健康と欲求はトレードオフの関係」という常識を覆し、カラダ、ココロ、そして社会的にも満たされる“真の健康”をデザイン、健康と欲求の相反する2つを同時に享受できるプロダクトやサービスを提供するウェルビーイングカンパニー。中性重炭酸入浴剤を中心としたブランド「BARTH」事業、および植物由来食品からなるプラントベースフード事業を2つの事業の柱として運営を行ってきた。

今回の事業譲渡について、健康や環境に対しての人々の意識の変化により、今後世界的にプラントベースフードの重要性が増し、市場他拡大されることが予想される中、グローバル展開を視野に入れたより大きな食の市場に挑戦するべく、プラントベースフード事業に全リソースを投入していくという決断に至ったとしている。

TWOの東義和CEOは、「このたび、当社が育て、運営してきた『BARTH』ブランドがアース製薬に引き継がれることを大変喜ばしく思っております。川端社長を筆頭に、人を尊重し、育てる同社の経営方針に加えて、入浴剤市場のトップランナーとして市場を熟知したノウハウや同社の既存製品とのシナジーによって『BARTH』ブランドが更なる唯一無二の存在に成長していくことを強く願っています。TWOは今後、プラントベースフード事業『2foods』にフォーカスをし、更なる成長を追求していく所存です」とコメントしている。





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