2022.11.07

【インタビュー】くりえみ「もっと手軽に美容医療を」 起業のきっかけと20代男性向けのAGAケアサービスに迫る


タレントのくりえみが社長を務めるS&Eは9月1日、オンライン診療・オンライン服薬指導をセットにしたAGAケアのサブスクリプションサービス「AIMERTÉ(エメルテ)CLINIC for men AGA」をスタートした。同サービスのユーザーは、LINEの公式アカウントから、オンラインで医師の診療を受ける。そのうえで、AGAケアのシャンプーと内服薬を定期通販で購入するのだという。同サービスの設計は、美容医療に知見のあるくりえみが行ったとしている。医療の技術でセルフケアができるようにしているという。「医療をもっと手軽にしたい。みんなが感じている”当たり前”を壊すサービスを作りたい」と話すくりえみに、起業のきっかけなどについて聞いた。


髪のコンプレックスから開発


――御社は2021年7月に設立しました。設立のきっかけは?

自分の髪の毛にコンプレックスがあり、自分に合ったシャンプーを開発したのが、会社設立のきっかけになりました。

私は、髪の毛の量が多いのがコンプレックスでした。髪の毛を洗うのに、1時間以上かかることもありました。シャンプーをするとき、リンスやコンディショナーを使うと思いますが、洗う工程が多くなると、髪の傷みの原因にもなります。

そこで、美容師の薦めもあって、オールインワンのクリームシャンプー「AIMERTÉ(エメルテ)」を開発しました。オールインワンにすることで、髪の毛を洗う工程を少なくし、時短につなげるというコンセプトです。

シャンプーの香りにもこだわっています。私の好きな「パルファン・ロジーヌ」というブランドの香水の香りを再現しました。

開発したクリームシャンプーについて、クラウドファンディングで応援購入を募ったところ、目標額の299%を達成することができました。

2022年2月に、D2Cブランドとして展開を開始しました。


「未来のAGA」をケア


――男性向けAGAケアのサービスを始めたきっかけは?


私のフォロワーにハマるサービスが何かを考えたのがきっかけです。

私のインスタのフォロワーは112万人を超えていますが、ファンの中心は30~40代の男性です。私のファンは、クリームシャンプーのメイン顧客層ではないなと考えました。

私のファン層にハマるサービスが何かを考えたときに、AGA市場が浮かびました。

AGA市場は、すでにさまざまな商品やサービスが乱立しているレッドオーシャンです。ただ、市場が大きいので、後発でも差別化ができればシェアを取れると考えました。

大手のAGAケア製品の多くは、ターゲット層を30~40代に設定しています。

「AIMERTÉ(エメルテ)」では、ターゲット層を20~30代に設定しています。「未来の抜け毛をケアする」というコンセプトです。

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