2022.11.05

オイシックス・ラ・大地、冷食売上が想定の2倍に 「普段は作らない料理」で冷凍食品を食卓に出す『罪悪感』脱却

冷凍の総菜や弁当・麺類を展開

オイシックス・ラ・大地は、2022年2月24日から販売を開始した冷凍食品の新サービス「パッとOisix」の約半年間の売り上げが想定の2倍以上となっている。

新型コロナの影響で、家で食事を作る機会が増えたことにより、ミールキットなど「料理の時短」に関する商品が人気となった。しかし、ミールキットは味付けやフライパン調理などの工程があり、より手間を省く商品がほしいという意見を受けて始まったサービスだ。

発売当初は、「冷凍かんたんおかず」と「冷凍弁当」のみの展開だった。「かんたんおかず」は、1人暮らしの人や夕食時のおかずに1品プラスしたい時に利用されている。

大きなエビが特徴の「海老野菜のガーリックトマト」が人気商品。ユーザー発案のアレンジレシピでパスタに和えて使用することもできる。在宅ワークの昼食需要に応えた弁当は、「大戸屋ごはん処」が監修した。外食の味が楽しめると同時に、野菜をふんだんに使用し、栄養バランスと見た目の彩りもポイントとなっている。


▲人気の「海老野菜のガーリックトマト」

7月からは、ラーメンやチャンポンなど冷凍の麺類の取り扱いも始め、現在は約100種類の商品を取り扱っている。

現在は既存会員向けの限定サービスとなっている。新サービスのため、商品についての検証やユーザーからの声を取り入れ、商品開発や改良をしているという。

「特に子どもがいる家庭は、冷凍食品を食卓に出すことに『罪悪感』を感じるという声も多く、『パッとOisix』では、そのようなイメージを脱却し、食卓のメインとして並べられる商品を展開している」(サービス進化室・島田智子氏)と話す。

展開している商品は全て「10分以内で完成」できることも特徴。「普段、自分が作らない料理が楽しめる。献立を考える時間や調理の時間が省けること、しっかり野菜が取れることを意識している」(同)ことがユーザーから支持される要因のようだ。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事