2022.10.25

アサヒグループ食品、睡眠サポートの機能性表示食品が好調 市場規模は6年間で18.7倍

アサヒグループ食品は10月21日、自社が実施した健康意識に関するアンケート調査の結果とともに、睡眠をサポートする商品のラインアップとその売上を公開した。8割以上の人が「睡眠の質を高めたい」回答し、手軽に睡眠がサポートできる機能性表示食品「ココカラケア」「ネナイト」「届く強さの乳酸菌W(ダブル)」の売上はいずれも伸長している。

近年、社会課題として睡眠の質の低下やストレスが注目されているとし、アサヒグループ食品は2022年8月に健康意識に関するアンケート調査を実施。「睡眠の質を高めたいか」という問いに対して、「非常にそう思う」の43.7%、「まあそう思う」の40.1%とを合わせ、83.8%の人が睡眠の質向上への意向を示した結果を公開した。

睡眠サポート食品市場は、2015年4月の機能性表示食品制度の開始以降、睡眠サポートに関する機能をわかりやすく明記した食品が多く発売されるようになり、市場拡大が続いている。2015年と比較すると、この6年間で約18.7倍にまで市場が拡大した。特に2020年以降は、コロナ禍におけるセルフケア意識が高まる中で「睡眠」や「ストレス」対策に注目が集まり、2021年は前年比175%(市場規模見込み約281億円)と成長がさらに加速している。

アサヒグループ食品は、さらなる健康志向の高まりが予想される中、日常生活で手軽に睡眠やストレスサポートができる商品として、「ココカラケア」「ネナイト」「届く強さの乳酸菌W」など、抵抗感なく楽しめる食品や飲料を提案している。

ストレス社会を生きる現代人の快適な毎日をサポートする「ココカラケア」は、乳酸菌「CP2305ガセリ菌」を配合した機能性表示食品のサプリメントだ。腸内環境の改善をサポートし、日々の精神的ストレスの緩和や、睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つことがヒト臨床試験で確認された。2022年5月より、さくらももこさん原作の漫画「コジコジ」の主人公「コジコジ」を広告キャラクターに起用し、8月からはTVCMを初めて全国放映した。2022年6月には、2016年の発売時からの累計販売個数が300万個を達成し、2021年7月から22年6月までの販売個数前年比は111%と伸長している。



睡眠の質を高めて気持ちの良い目覚めをサポートする「ネナイト」は、アミノ酸の一種であるL-テアニンが含まれる機能性表示食品サプリメント。L-テアニンには、目覚めた時の疲労感や眠気を軽減すること、すなわち「睡眠の質を高めること」が報告されている。2022年1月~8月の出荷金額前年比は104%と、好調に推移している。



心理的なストレスによる睡眠の質や腸内環境が気になる人に向けた「届く強さの乳酸菌W」は、「カルピス」に由来する長年の乳酸菌研究により選び抜かれた「ガセリ菌CP2305株」を配合した飲料タイプの機能性表示食品。睡眠の質(眠りの深さ)や腸内環境が気になる人におすすめの商品として2019年に発売し、2022年4月には酸味と甘味のバランスが取れたすっきりした味わいに仕上げたPET200mlを新たなラインアップとして発売した。2022年1月~8月の販売数量前年比は172%と大幅に伸長している。8月単月は前年比333%とさらに伸長しており、今後も拡大が期待されるとしている。







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