2022.10.22

【連載〈第5回〉】P2Cの事例から考える広告に頼らない新規獲得手法

私、工藤一朗(くどう・いちろう)が代表取締役を務める株式会社ライフェックスではこれまで、通販・ECをはじめとした、数多くの企業のブランディングの構築から新規獲得、CRMまでを一気通貫で支援し、成功に導いてきた。この連載では、アフターコロナの新規獲得に関するノウハウを、余すところなくお伝えしていきたい。

前回は新規獲得の戦略にBI(ぶランド・アイデンティティー)を矛盾なく落とし込む方法についてお伝えした。

【前回記事リンク: https://netkeizai.com/articles/detail/7116

今回はCRMの考え方について、パラダイムシフトが起きている点をおさらいしつつ、いかに効率よく新規獲得を目指していくかについてお話ししていきたい。
 

認知購買フェーズからCRMが重要


以前の記事でも触れたが、CRM(Customer Relationship Management)はこれまで、リピート顧客の売り上げを上げるための手法や施策のような考え方として、使われてきた。

そもそものCRMは、直訳すると「顧客関係管理」であり、誰もリピートの売り上げとは言っていない。認知購買前、購買時、購買後、それぞれのフェーズに合わせた顧客との関係をどう管理マネジメントしていくかという考え方である。

昨今、SNSマーケティングが主流になることで、このCRMの考え方の領域も一気に広がってきていると肌で感じている。

CRMという考え方が、「リピート売り上げ」という領域から、「認知~新規購買」に至る領域へと広がっているのだ。

効率よく新規獲得を可能にするにはSNSが鍵となる

従来の広告一辺倒の新規獲得だけでは、おそらくもう獲得コスト、効率が合わなくなってきていると思われている方々が多いのではないだろうか。

では、どうしたら獲得効率を向上し、効率の良い新規獲得の仕組みが作れるのか。

答えはSNSなどのチャネルとの掛け合わせだ。

「広告以外の手法で、どのように新規の顧客を獲得していくか」、もしくは「広告と合わせてどう連動していくか」という流れで考えると、「SNSというチャネルをいかに駆使していくか」という考え方にもつながってくる。

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