2022.10.21

ANA、国内航空会社初のECモールを新設 スーパーアプリ構想を本格始動、マイル決済も拡充

ANAグループのANA Xは10月20日、「ANAマイレージクラブアプリ」のリニューアルを実施した。ANAグループの各種サービスへの入り口となるゲートアプリとして、さまざまなアプリをミニアプリとして搭載する。年明けには、国内航空会社初となる新ECモールもミニアプリで提供する予定だ。来春には「ANA Pay」を刷新し、マイルを活用した決済機能を拡充する計画だ。

ANAグループは、航空や旅行といった「非日常」に加え、日常生活をマイルと結びつけた「マイルで生活できる世界」を目指し、デジタルとリアル双方のソリューションを持つグループの強みを活かし、顧客それぞれの生活シーンにあったマイルサービスの提供に取り組んでいる。

この取り組みを新化するべく、このほど「ANAマイレージクラブアプリ」のリニューアルを実施。様々なサービスをミニアプリとして搭載し、ANAグループの各種サービスへの入り口となるゲートアプリへと刷新した。リニューアル直後の現時点では、「ANAアプリ」「ANA Pocket」などのミニアプリを搭載しており、顧客の利用頻度が高い「特典航空券予約」や「ホテル予約」もこれに加わる。



さらに年明けには、新たなECモールがミニアプリで誕生する。このECモールは、「ANAオンラインストア」だけでなく、提携企業が出店。日用品や家電など品揃えを格段に充実させ、利用者が安心して高品質な商品を購入できる環境を提供するとともに、マイルを使う・貯める機会を拡充する。

その他、利用者の現在地や嗜好にあったおすすめスポットを自動で提案する機能を搭載。日本各地の観光スポットや飲食店に詳しいANAグループ社員ならではの視点でのおすすめコメントも掲載し、「ここに行ってみたい」と思えるような“移動のきっかけ”を後押しする。現在地付近で、ANA Payが使える・マイルが貯まるスポット情報が確認できる機能も備える。旧アプリで提供していたマイルなどのポイント間rに画面も刷新し、マイレージ会員のステイタス・マイレージの表示の見やすさ向上も図った。

「ANAマイレージクラブアプリ」のリニューアルを記念し、抽選でANA国内線往復航空券が当たる「新規ダウンロードキャンペーン」も実施している(11月25日まで)。

ANAグループは、来春に「ANA Pay」の刷新も予定。チャージ・支払い手段の大幅な拡充を図り、1マイルからチャージを可能とすることで、マイルが通貨のように使えるようになるとしている。既存のクレジットカードに加え、銀行口座・ATMからのチャージにも対応予定となっており、使用可能店舗も拡大する。

さらに今後は、「ANAマイレージクラブアプリ」を中心に「マイルを貯める・使う」機会を街中やネット上で拡大し、「マイルで生活ができる世界」の実現に向けて取り組んでいくとしている。




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