2022.10.21

「futureshop」、店舗ごとにルール設定できる不正検知サービスを提供 SBペイメントサービスとの連携で実現

「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の仕組み

フューチャーショップとソフトバンクの子会社であるSBペイメントサービスは10月20日、フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」および「futureshop omni-channel」(以下:総称として「futureshop」)において、店舗ごとの不正利用傾向に合わせた独自のルールを設定でき、クレジットカード決済の不正利用を検知するサービス「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の提供を開始した。店舗独自の動的な不正利用対策を支援する。

フューチャーショップの提供する「futureshop」は、未来に向けたコマース戦略を創造するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム。プラットフォーム自体の機能が充実しているだけでなく、他システムとも多数連携し、柔軟性や拡張性にも優れている。このほど有料オプションとして、SBペイメントサービスが提供する不正検知サービス「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の提供を開始した。

「futureshop」ではこれまでも事業者の不正取引の早期発見のため、クレジットカード決済で疑わしい取引があった場合に「futureshop」の受注管理画面の該当取引にアラートを表示する「AI不正検知 for futureshop」の無料提供を行っていた。今回新たに提供を開始した「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」は、従来の「AI不正検知 for futureshop」の機能に加え、不正利用傾向に基づき事業者が独自のルールを設定する機能により、店舗独自の動的な不正利用対策が可能になる有料オプションで、利用料は、初期費用0円、月額費用3万円、トランザクション費用0円。

「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」では、「AI不正検知 for futureshop」と同じく、ユーザーがECサイトで決済を行うごとにSBペイメントサービスへスコアリングのリクエストを実施。SBペイメントサービスは、スコアとその理由を返却し、疑わしい取引については「futureshop」の受注管理画面にアラートを表示する。事業者は、SBペイメントサービスの「AI不正検知」管理画面から当該取引についてカード属性やデバイス情報などを確認し、不正利用傾向を分析することができる。

「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」ではさらに、分析した不正利用傾向に基づき、事業者が「AI不正検知」管理画面から独自のルールを設定できる。これにより、独自ルールに合致した取引のブロック、独自ルールに合致した取引だけにEMV 3-Dセキュア(3Dセキュア2.0)の本人認証を追加、独自ルールに合致した取引をアラートで知らせるなどの対応が可能になる。

店舗独自の動的な不正利用対策により、受注チェックの負荷軽減や商品出荷判断の効率化が期待できるとし、不正利用対策ツールの標準設定では検知できない不正利用のパターンが多い、特定の取引を事前にブロックして商品出荷時の対応工数を削減したい、転売目的の不正取引を事前に排除して商品が購入できないといったトラブルや風評被害のリスクを軽減したい事業者などへの利用を提案する。

昨今のEC市場の急拡大に伴い、クレジットカード決済における不正利用は多様化している。事業者は販売商材・価格・ターゲットごとに不正利用傾向を分析し、店舗独自の不正利用対策が必要になってきているとし、フューチャーショップとSBペイメントサービスはその実現のため、「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の提供に至ったとしている。

「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の提供開始に伴い、11月16日には「不正利用対策にお悩みの方へ AI不正検知を活用したクレジットカード不正利用の対策強化」と題したオンラインセミナーを開催する。「AI不正検知(アドバンストプラン) for futureshop」の不正検知の仕組みから独自ルールの設定方法まで学べる内容となっており、専用フォームによる受け付けを開始している。




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