2022.10.18

クックパッド、生鮮食品EC「クックパッドマート」で生産者と定期便オリジナル商品を共同開発

クックパッドは10月14日、生鮮食品EC「クックパッドマート」において、食のつくり手と連携し、定期便オリジナル商品の共同開発・販売を開始しました。第1弾として、大分ほっぺリーフと共同開発したサラダセット3種を定期便限定で販売する。サービスのコアユーザー層であるDEWKs世帯に、利便性が高く良質な商品の提供を目指す。

クックパッドの運営する「クックパッドマート」は、卸売市場の仲卸、地域の生産者、人気の専門店、飲食店や惣菜店など、さまざまな出店者が販売する商品を購入できる生鮮食品ECプラットフォーム。このほど、小規模事業者をはじめとする全国の食の作り手と連携して開発する定期便オリジナル商品の販売を開始した。「クックパッドマート」がサービスを運営する中で分かった「ユーザーの日々の料理の課題を解決するもの」を開発・販売する。

定期便オリジナル商品第1弾商品は、大分ほっぺリーフとの連携による大分県産のベビーリーフをブレンドしたサラダセット。こだわりの生産方法により、ベビーリーフの概念を覆す味の濃さ、えぐみや苦味の少なさ、葉の柔らかさがを実現した「かねこさんのほっこリーフ」は、全て手摘みで収穫し、パッケージにも工夫を施すことで冷蔵庫で新鮮な状態を保ったまま最長2週間保存可能。包丁を使うことなく調理できることから、葉物野菜独特のえぐみや苦味が苦手な人や子どもがいる家庭でも、手軽においしいサラダを作ることができる。ユーザーは、指定した曜日・場所で毎週商品を受け取ることができ、毎週1021円(税込)で80g入りの商品が3袋届く。


▲基本のセット(基本ブレンド1袋、バターレタス多め2袋)

2018年にサービスを開始した「クックパッドマート」は、現在約1万5000種類の商品を取り扱う。ユーザーの中で多くを占めるのはDEWKs世帯で、1品から送料無料で都合の良い場所や時間に商品を受け取ることができる点や、豊富な商品ラインナップが高い評価を得ている。2022年5月には、日常的に家庭で使用される食材が毎週100円(税抜)で届く「おいしい食卓応援定期便」を開始。物価高の中、低価格で確かな品質の食材が手に入れられることから利用者が急増し、現在1万5000人以上が定期便を利用している。

日本全体でDEWKs世帯が増加傾向にあることから、クックパッドは、サービスのコアユーザー層であるこれらの家族形態の人々にとって、利便性が高く良質な商品を開発・展開することが、多くの生活者の「毎日の料理を楽しみにする」ことにつながるのではないかと考え、農家(生産者)や水産事業者など食のつくり手との定期便オリジナル商品の共同開発に至ったとしている。

本取り組みの商品開発において「クックパッドマート」では、つくり手に対しユーザーのニーズを伝えることで、生活者視点で「より良い」商品づくりのコンサルティングを実施。商品は「クックパッドマート」内で売り場が確保され、「クックパッドマート」独自の流通網を活かして流通することから、ECに不慣れなつくり手も簡単かつ効率的に1都3県の生活者に商品を届けることができる。また、定期便のため出荷量が事前に把握でき、コスト管理が容易になる、在庫過多による食品ロスなども生じにくいというメリットもある。

クックパッドマートは今後、さまざまなつくり手と連携し、定期便オリジナル商品の共同開発・販売を強化していくとしている。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事