2022.10.13

ドライブマーケット、連続減収も利益維持 「時代に合った商品を増やす」

カーナビやカー用品のECを手掛けるドライブマーケットの2022年7月期は、減収増益での着地となった。EC売上高は本紙推定で25億円。EC売り上げはここ5年、減少傾向にあるが、最盛期同様の営業利益を維持しているという。
 
同社の主力製品はこれまで、カーナビなどの高額商品だった。現在は、ほとんどの新車にカーナビが備え付けられていることもあり、高額商品の売れ行きが年々減少しているという。
 
同社では2年前から、高額商品中心の販売戦略から、商品数を増やす方向にシフトチェンジした。現在の商品数は、2年前と比べると10倍近くになっているという。
 
「高い商品が売れなくなったため、売り上げは大きく落ちた。ピーク時と比べると半減近いかもしれない。だが、安価な商品を時間をかけずに販売していくことや、利益率の高い商品を増やしたことにより、売り上げの最盛期と変わらない利益を維持できている」(岡本泰輔専務取締役)と話す。
 
「カー用品は決して追い風の市場ではない。時代とともに車にお金をかける人も少なくなっている。時代とニーズに合った商品を増やし、今後も利益を維持していきたい」(同)と話している。



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