2022.10.11

【注目のEC物流ソリューション】コマースロボティクス、自動出荷システムの導入好調 500社と高稼働、自動化率は95%超

「コマースロボ」のシステム図

ECの自動化型DX(デジタルトランスフォーメーション)サービスを提供するコマースロボティクスは、受注から出荷までを自動化する自動出荷システム「コマースロボ」の導入数が好調に伸びている。2022年4月の提供開始から、すでに500社以上で稼働している状況だ。
 
コマースロボは、RPAとOMS、WMSの三つを一体化したシステム。受注から倉庫連携までの業務を95%以上自動化し、ECショップと倉庫の業務効率を実現する。

主要のECモールやカート会社と連携しており、ECサイト構築サービスの「Shopify(ショッピファイ)」のアプリにも、カスタマイズなしで柔軟に対応できる。システムの初期設定も平易にしており、マニュアルに沿って進めれば誰でも簡単に使い出しが可能となっている。
 
コマースロボは、人が確認や修正を行う業務をRPAなどの複数のロボット機能で自動化している点に特徴がある。

慢性的な人手不足にあるEC企業では、倉庫への出荷指示や送り状番号入りの出荷完了メール送信、在庫増減のOMS反映などの事務作業が負担になっている。自動化によるオペレーションが不可欠になっており、人的リソースに頼らない体制にシフトが求められる。こうした課題をコマースロボの導入で解決し、作業を自動化することで、売り上げ拡大に直結する販促に注力することができるとしている。
 
伊藤彰弘社長は「当社はシステムだけでなく、ECサイト運営や倉庫運営も行う。現場を理解したシステム設計やサポートに強みがある」とする。提携先のパートナー倉庫は90社以上あり、「無料で紹介を行うことも可能」としている。


▲伊藤彰弘社長

同社のシステムを利用した総出荷件数は年間で2500万件以上。「大手企業や中小企業問わず、スタートアップ向けのEC企業も安心して物流業務を委託できる環境も整えている」と言う。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事