2020.01.23

【成長ショップ物語】「闘魂SHOP」3年間で売上2.7倍に急成長

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プロレス団体の新日本プロレスリング(本社東京都、ハロルド・ジョージ・メイ社長)は、運営するECサイトで各種グッズを販売している。EC売上高は3年間で約2・7倍と急速に伸長。商品展開や販売チャネルを拡大し、質・量ともに強化を図っている。

同社が運営するECサイト「闘魂SHOP」では、所属選手の商品を中心とした各種グッズを販売。主力商品はTシャツなどのアパレル類だ。「会場で着て応援できることもありTシャツが根強い人気を持つ」と商品部の大野智氏は話す。

アパレル以外にも商品ラインアップを広げている。選手をモチーフとした縫いぐるみや、入場時に使用する小道具など、よりファングッズの側面を強めた商品を多数展開。取扱商品総数は、3年間で約1・5倍に拡大した。

キャップの「NEW ERA(ニューエラ)」などのアパレルブランドや人気キャラクター「ハローキティ」といった他社とのコラボレーション商品も積極的に展開している。



コラボ商品の販促には動画も活用


こうした商品の販促には、所属選手とも連携している。ECサイトの商品ページには、選手が実際に使用や着用した商品写真を掲載してファンに向け発信。「選手自らが発案した商品も増えている」(大野氏)と言う。


人気選手が着用した商品写真を多数掲載
人気選手が着用した商品写真を多数掲載


各選手がSNSで自分のグッズを発信するケースも増えてきている。35万人超のフォロワーを持つ人気選手もおり、直接告知を行うことでよりファンに響く販促が行えるという。

「選手のSNS経由でサイトに来るユーザーも多い」(同)という背景もあり、16年のサイトリニューアルではレスポンシブデザインに対応。サイト閲覧の9割はスマホからだという。

19年の9月には「闘魂SHOP」名義でのインスタグラムも開始した。選手が自身のグッズを着用した写真や、ECサイト用撮影時のオフショットなどを掲載。国内外約1万4000人のフォロワーに向けて発信している。


「闘魂SHOP」

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