総合制作事業会社の博報堂プロダクツは9月29日、次世代型インタラクティブ動画ソリューション「Tig（ティグ）」を提供するパロニムと資本業務提携を締結した。両社の強みを活かし、動画視聴データを活用したコンテンツ制作や、新しい買い物体験を実現する動画ソリューションの開発などを行い、動画コマース領域の業務拡大を目指す。
博報堂プロダクツは、ダイレクトマーケティング領域で培ってきた専門性と、コンサルティングからコンタクトセンター運用や物流までバリューチェーン全体をカバーする実施力で、グループ会社の日本トータルテレマーケティングとともにクライアントのECビジネスの課題解決を支援している。
スマートフォン経由のEC利用や5Gの普及により、様々な動画を目的や用途に応じて使い分け、商品やサービス訴求しながら購入に繋げる動画コマースの需要が拡大しており、魅力的かつ効果的に商品を訴求し、効率的に購買に繋げるための工夫と差別化がクライアントにとっての課題となっているとし、動画コマース領域の業務拡大に向け、次世代型インタラクティブ動画ソリューション「Tig」を提供するパロニムとの資本業務提携を実施した。
パロニムが提供する「Tig」は、動画やLIVE映像内に存在する様々な情報にスクリーンタップするだけで購入･来店予約･クーポン他、様々なページに遷移することができるインタラクティブ動画ソリューション。様々なタイプの動画に対応しており、動画にタッチするだけで、興味や関心のある商品やサービスをカートに入れる、LPに誘導するといったことが可能だ。動画視聴者を次のアクションへダイレクトに誘導できる次世代の動画技術として、業種業界を問わず多くのクライアントに導入されている。
博報堂プロダクツはこれまで、「Tig」のグローバルセールスパートナーとして国内外を問わず協業の実績を重ねてきた。今後、さらに両社の強みを活かし、クライアントの動画コマース領域の課題に共同で取り組むために、資本業務提携に至ったとしている。
今回の提携より、博報堂プロダクツと日本トータルテレマーケティングの専門性と実施力に、パロニムの動画コマーステクノロジーをかけ合わせたサービスの提供が可能となったとし、「Tig」独自の動画視聴データを活用したコンテンツ制作や、新しい買物体験を実現する動画ソリューションの開発などで、クライアントのECビジネスに貢献していく考えを示した。
