2020.04.29

会えない「母の日」、心は近くに

ギフトパッドはデジタルギフトに動画の添付を提案

母の日が5月10日に迫っています。ギフト通販を手掛ける各社に取材すると、「今年の特徴は『直接会えない』こと」だと言います。コロナ禍により、政府が長距離の移動自粛を呼び掛けている昨今、さびしさを感じるものの、当然とも言えるでしょう。

ハースト婦人画報社が自社ECサイトの顧客向けに調査した結果によると、母の日に向けたギフトの購入は、通販(ECを含む)を利用する人が約8割を占めるそうです。実の母親向けの平均購入金額は6107円、義理の母親向けは5407円――実母向けの価格のほうが、義母よりも少し高めなのは、愛情の深さの違いでしょうか。もちろん、金額の大小で計り知れるものではないですが。

調査結果によると、贈る予定の品物は「スイーツ」と答えた人が最多で、73%を占めたとありました。女性は甘いものが好きな人、多いですよね。でも、私の母は、スイーツよりもお花を喜んでくれる傾向があります。通販で生花を贈るのは難しいように思えて、悩んでいます。

ギフトパッドは、デジタルギフトに動画を添付できるサービスも取り扱っているようです。結婚式の引き出物や、出産内祝いのお返しを贈るとき、動画を添付する人が多いのだとか。自分に置き換えてみると、身内に改まって動画を送るのは、少し気恥ずかしいように思えます。ただ、新型コロナの影響で、「膝を突き合わせて話す」ことが各段に難しくなったいま、恥ずかしさよりも優先するべきものはたくさんあると感じるようになりました。

動画を送るのにはまだ、心の準備が必要ですが、手書きのメッセージカードなら勇気を出せそうです。コロナ禍を忘れられるような、さわやかなデザインのグリーティングカードを選んで、手書きの文字に気持ちをのせたい、そんな風に思っています。

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