2022.09.18

SivanS、イスラエル商品のマーケットプレイス運営 日本市場へのテストマーケを支援

スキンケアブランド「GRATiAE(グラティエ)」

広告代理店のSivanS(シバンズ)は2020年7月から、日本で購入可能なイスラエルの商品を紹介するECサイト「ISRAERUマーケットプレイス」を運営している。サイト上で販売するのではなく、購入ボタンを押すと、各ブランドのオフィシャルショップにつながる仕組みとなっている。

同年にウェブマガジン「ISRAERU(イスラエル)」も配信。イスラエルのファッションやコスメなどを記事で紹介している。記事を読んだ人が体験できる場所を提供できるよう、購入につながるサイトを開設したという。


▲中村シバン社長

イスラエルは、日本に進出している企業が少なく、ネットサイトで商品情報などが得られにくい。「購入するとなると日本語で情報を提供しなければならない」(同社の濱田紗羅氏)ため、商品情報は日本語で掲載している。出店企業は、本格的に日本向けに展開する前のテストマーケティングとして利用している。

「ISRAERUマーケットプレイス」に出店するには、メディアに記事を掲載することが必要になる。広告のプランとなっており、同社から企業へ出稿を提案している。

2022年5月からは、世界20カ国以上に店舗を展開しているスキンケアブランド「GRATiAE(グラティエ)」の取り扱いを開始した。商品を購入すると、GRATiAE銀座店のソルトスパで施術が受けられる特典を付けた。商品は1万円以上と高額に思えるが、施術料を含むと、「エステよりお得。商品持参でプロの施術が体験できる」(同)と話す。

イスラエルは市場が小さく、グローバルマーケット企業が比較的多い。テクノロジー分野のスタートアップも注目されており、メディアでは、ビジネス関連の記事も配信するなど、読者が知りたい情報を把握し、良質な記事の提供に力を入れている。記事を読んで購入し、体験もするという流れを定着させ、イスラエル企業の日本進出を支援している。





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