2022.09.17

nijito、ライフケアブランド「haru」に一本化 ユーザーの共感性を高める狙い

シャンプーを中心としたライフケアブランド「haru(ハル)」を展開するnijito(ニジト)は2021年から2022年にかけて、これまで展開してきた複数のブランドを、「haru」一つに集約した。ECサイトのデザインやシステムも含めてリファイン(見直し)することにより、ブランドの世界観を強く打ち出し、ユーザーの共感性を高める狙いがあるという。

nijitoではこれまで、顧客の年齢やニーズに合わせてブランドを展開していた。2021年からは、主力のヘアケアブランド「haru」にリソースを集中させることにしたという。

現在では、スキンケア・ボディーケア・ヘアケアなど約30アイテムを、「haru」ブランドに集約している。

同社では、新商品も、昨年から続々とリリースしている。2021年11月には、ボディーケアの新商品を発売。顧客の「おふろ時間」を充実してもらうのがコンセプトとなっているという。

2021年冬には、ドリンクタイプの健康食品「アミュレット」を機能性表示食品としてリニューアル。機能性関与成分としては「GABA」を配合しており、「睡眠の質の向上」「ストレスや疲労感の緩和」を訴求している。その他、ラフマ葉抽出物や豚プラセンタエキスも配合しており、更年期を迎えた女性向けに提案しているという。

同社は、店舗での販売も加速させており、ブランドの認知を拡大する取り組みを行っている。店舗展開は、最終的に自社ECサイトへの導線となるよう、戦略的に行っているとしている。

現在では、「haru」の商品を、全国のバラエティーショップ約500店で展開している。まずはブランドの認知の拡大を狙っているという。

鮫島貴子社長は、「大事なのは、お客さまに寄り添って、『どうすればお客さまに喜んでもらえるか』を考えることだ。『haru』ブランドは、『100%天然な暮らしからゆとりを持った生活をしてもらう』というコンセプトがある。お客さまには、『haru』のコンセプトに共感してもらいたい」と話している。


▲鮫島貴子社長

同社では現在、鮫島社長自身が、ロイヤル顧客にインタビューする企画を実施している。約100人の顧客へのインタビューを予定しているという。

顧客へのインタビューの結果、メインのシャンプー以外の商品のことを知らない顧客が多いという課題も分かってきたという。

「スキンケアやボディーケア、健康食品など、シャンプー以外の商品も、お客さまに喜んでいただけるよう、ブランドコンセプトに沿った提案を行っていきたい」(鮫島社長)としている。







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