2019.12.19

韓国中小ベンチャー企業振興公団、海外物流コストを低減 中小企業まとめ、宅配会社と交渉

海外Eビジネス部門のチョ・スンミン氏

韓国中小ベンチャー企業振興公団(本部韓国)は、韓国ファッション企業の海外進出を支援している。中小企業の海外バイヤーとのマッチングや海外ECサイトの構築を支援している。さらに海外向け配送費用を低減するための支援体制も整えている。

現在、支援している中小企業の進出先としては中国、日本、米国の順に規模が大きいという。商品カテゴリー別ではファッション、化粧品、電子機器の順となっている。

海外展開のネックとなる物流コストの支援体制が充実している。

共同輸出ビジネスという支援事業では、複数の中小企業をまとめることで荷物のボリュームを確保。海外向けの宅配会社と交渉することで配送費用を安く抑える支援をしている。

「WTOのルールがあり、配送費用を直接サポートすることはできない。ルールでできる範囲での支援としてこの仕組みができた」(海外Eビジネス部門のチョ・スンミン氏)と話す。

今回の特集で取り上げるブランドも同公団の支援を受け、日本や中国向け越境ECを展開している。

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