2022.09.12

「MakeShop」、2022年上半期の流通額が過去最高の1484億円 EC市場の成長を上回る13.6%増を達成

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは9月9日、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」において、サービスを利用する全ネットショップの2022年上半期(1月~6月)の流通額が、EC市場の成長を上回る前年同期比13.6%増の1484億円となったと発表した。半期の流通額として過去最高を更新した。

GMOメイクショップの運営する「MakeShop byGMO」は、あらゆる業態・商材のECビジネスをサポートするECサイト構築サービス。コストパフォーマンスの良さ、ネットショップの開業から運用、売上アップにも対応する豊富な機能を備え、多くの支持を得ている。

EC市場は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う巣ごもり消費の増加で2020年には大幅に市場規模が拡大した。その後、2021年は伸び率が鈍化し、物販系分野のBtoC EC市場規模は13兆2865億円で前年比8.61%増となった。コロナ特需に期待を寄せECに新規参入する動きも活発化したが、コロナ禍の長期化に伴い特需も落ち着きを見せている。

持続化給付金の受付が終了するなど、コロナ禍で影響を受けた事業者の資金繰りを支援する公的制度も縮小傾向にあり、「EC化により販路拡大を行うにも運営資金が調達できない」「ECサイトを開設したものの、リソースやノウハウ不足から思うように売上が獲得できず事業を継続できない」という課題に直面する事業者の声もある。

こうした状況の中「MakeShop byGMO」は、ECの構築にとどまらず、資金繰りの支援や運営ノウハウの提供、越境EC化による販路拡大などのトータルサポートにより、ECの売上を獲得しやすい環境を提供してきた。その結果、流通額は市場の成長を大きく上回る成長率を記録し、2021年の年間流通額は、前年比17%増の2749億円で10年連続業界No.1を獲得した。さらに2022年上半期においても、前年同期比13.6%増の1484億円に成長し、半期の流通額として過去最高を更新した。

新型コロナウイルスの感染が拡大した2020以降は、巣ごもり需要を取り込むためEC化を目指す動きが広がった。近年では、「MakeShop byGMO」をはじめSaaS型のECサイト構築サービスが増加したこともあり、ECサイトを簡単に開設できる環境が整っている。

しかしECサイトは開設することがゴールではなく、継続してくためには売上を獲得することが何よりも重要となるとし、GMOメイクショップでは、利用ショップの売上の総和である流通額を最重要指標ととらえ、売上獲得に必要なノウハウ・機能の提供や、集客・販促施策を実施するための資金繰りのサポートなどを行っている。

2020年12月に提供を開始した「即日売上入金サービス」では、入金までに時間がかかることで「新商品の仕入れ費用が足りない」「広告費が捻出できない」などの課題を抱える事業者に対し、ECサイトの資金繰りやキャッシュフローの改善を支援。限られた資金で運営している小規模法人や個人事業主、コロナ禍により影響を受けた事業者など多くの店舗に活用され、累計申請金額は8億円に到達した。



新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限の影響によりインバウント消費が減少したことから、越境EC化による海外需要の獲得を支援するべく、2022年4月には「MakeShop byGMO」で「海外販売機能」の提供を開始した。昨今の円安傾向により海外市場へ期待を寄せるEC事業者も多く、「海外販売機能」は提供開始以降毎月約100店舗のペースで導入店舗数が増加。9月9日現在は、630店舗に導入されている。また、GMOメイクショップが主催した越境EC関連のウェビナーにも150名の参加申し込みがあった。

GMOメイクショップは、これまで以上に安心・安全なシステムを整備し、市場環境の変化や多様化する 顧客課題に柔軟に対応できるプロダクトとして「MakeShop byGMO」を成長させるため、リニューアルを進めているとし、9月15日に開催するイベント「MAKESHOP DAY」において、リニューアルプロジェクトの概要をする予定としている。




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