2022.09.10

グルメ杵屋、スイーツコンシェルジュ監修のプリンのみを取り扱うECモールで他社と差別化

プリンのECモールを運営するグルメ杵屋は、スイーツコンシェルジュ・磯貝由起氏と共同で商品を選別することで、他社にはない商品ラインアップをそろえている。地方で有名なプリンやネット通販をしていないメーカーなどのプリンを販売し、他社と差別化を図っている。

「ときめく!プリンお取り寄せ」は日本初(同社調べ)のプリンのみを取り扱うECモール。約20店舗が約100種類のプリンを販売している。埴輪(はにわ)の陶器に入った「はにわぷりん」や草津温泉の近くで販売している「草津温泉プリン」などユニークな商品をそろえている。

累計1万個以上のプリンを食べたことがある磯貝氏の経験を生かし、商品を選別している。販売店には、よりおいしくなる味付けや、モール限定商品の開発、通販で販売するのに最適な梱包方法などを提案している。


▲地方で有名なプリンを集めたECモール

「当社のモールに出店する事業者は、ネット通販を初めて行うケースが多い。砂糖を同梱する袋についても、破れやすい袋、破れにくい袋が存在する。過去に多くのプリンを店舗や通販で購入している磯貝さんの経験から、店舗にもアドバイスをしている」(EC担当者)と話す。

グルメ杵屋はうどんの飲食店「穂の香」やそばの飲食店「そじ坊」などの飲食事業を展開している。EC運営は今回の「ときめく!プリンお取り寄せ」が初めて。そのため、当初は苦戦したという。

「EC運営に精通している人材がいなかったため、ネット広告やインフルエンサーマーケティングなどよく分からなかった。飲食事業を行っている経験を生かし、まずは食べてもらわないと意味がないと思い、対面での販売に注力した」(同)と振り返る。

2022年3月、阪急阪神百貨店の阪神うめだ本店の催事に出店した。そのときも全国のプリンや、見たことのないプリンが食べられるということで好評だったという。商品によっては即完売し、全体でも想定の2倍以上売れたという。

「催事に出店していた他のプリン販売店は、自社の商品しか取り扱っていない。当社は磯貝さんお墨付きの全国のプリンを販売していた。商品数と商品内容で勝っているなと実感した」(同)と話す。

今後は商品を見やすくするためのサイト刷新を計画しているという。





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