調理ロボットのパイオニアであるTechMagicは8月22日、一人ひとりにあった調理済みの食事を提供するD2Cサービス「パーソナルミール.com」のβ版をローンチした。家庭での調理に課題を抱える人々を支援する。
TechMagicは、「世界中に、調理・業務ロボットを提供する」ことをミッションに掲げ、調理ロボット事業、業務ロボット事業を展開。テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組んでいる。
このほど、「自分や家族の嗜好に合わせて、味や量をパーソナライズできる喜び」をコンセプトに、一人ひとりにあった調理済みの食事を提供する「パーソナルミール.com」のβ版提供を開始した。
味付けは、好みや健康状態に合わせて「濃い」「普通」「薄い」から選択できる。商品の受け取り方法は、駅近での店頭受取か、宅配（1回385円/税込）からライフスタイルに合わせて選ぶことができる。利用日数のカスタマイズもでき、調理をする時間が限られた共働き世帯、調理をすることが困難な高齢者、健康を維持し続けたい人の役に立つサービスを提供するとしている。
サービス開始時点の提供エリアは、東京都の杉並区・練馬区・三鷹市・武蔵野市の一部。今後、東京23区及び都下・一都三県・全国とエリア拡大を予定している。
TechMagicはこれまで、外食企業の厨房の自動化を目指して調理ロボットを、食品工場などの繰り返し作業の自動化を目指して業務ロボットを開発してきた。こうした自動化技術は、外食や中食市場のみならず内食市場にも活用できるとの考えから、今後も順調に成長推移する傾向にあるパーソナライズフード市場において、家庭での調理に課題を抱える人々の役に立ちたいという想いからサービスの開始に至ったとしている。
これまで培った調理自動化技術を活用し、美味しく健康的で、食卓が笑顔になるサービスを目指す考えを示した。
