2020.04.27

「クックパッドマート」で飲食店の出店募集 無料でテイクアウト・宅配サービス導入可能

クックパッドは4月24日、生鮮食品EC「クックパッドマート」において、飲食店・惣菜店向けに、初期費・固定費無料でテイクアウト・宅配サービスを導入できるサービスの申し込み受付を開始した。4月30日より出店できる。新型コロナウイルス感染拡大により影響を受ける飲食店などに対し、少ない負担でデリバリーやテイクアウトが実現可能なシステムを提供する。

生鮮食品EC「クックパッドマート」は、東京都、神奈川県を中心に約80カ所設置した生鮮品宅配ボックス「マートステーション」を利用した生鮮食品の宅配サービス。消費者は、「クックパッドマート」のアプリで注文した品を「マートステーション」に出向いて受け取ることができる。これまで「クックパッドマート」で商品を販売するには、市場や直売所などに設置されている共同集荷所へ出荷することが必要だったが、テイクアウト/宅配サービスの提供に伴い、商品の受け取り場所である「マートステーション」へ持ち込み出荷が可能となる。


生鮮品宅配ボックス「マートステーション」から商品出荷もできる

購入者は「クックパッドマート」のアプリから注文や決済を行うため、受付から商品の受け渡しまでを非対面で完結可能。また1品から送料無料で購入できる点も、その他の「クックパッドマート」の商品と同じになる。他の出店者の商品も一括で受け取れるため、食材などの買い物と一緒に注文できるというメリットもある。

出店者は販売する品を1品から登録でき、当日朝8時までの注文に関しては、当日配送に対応することが可能(今後の機能改善により、注文締切時刻は当日夕方17時まで拡大予定)。注文締め切り後、当日17時までに出店者が選択した指定のステーションに持ち込み出荷する仕組み。複数の利用者の注文をまとめて出荷できるので、個々に配達する手間を軽減できる。出店に伴う固定費・初期費用は無料となっており、「マートステーション」への持込出荷で販売した際に、商品販売価格の10%(税抜)を手数料として支払う。

出店に際し、「マートステーション」の店舗への設置も受け付けている。特に近隣に「マートステーション」がない場合、自身の店舗内や店頭に設置することで商品出荷の負担を大幅に軽減できる。「マートステーション」の設置は、「クックパッドマート」から購入した食材を好きな時間に受け取る環境の構築や、「クックパッドマート」で購入した商品を受け取りに訪れる人に対する集客ツールとしても利用できる。「マートステーション」導入に伴う費用は無料となっており、エリアや営業時間などの設置条件を満たしていれば設置ができる。

また「クックパッドマート」では、購入者が別途送料を支払い、「マートステーション」から自宅まで配送を依頼できる宅配オプションを提供しており、自宅への配送を希望する購入者にはこのシステムを利用できる。宅配オプションの利用料は500円(税抜)で、購入者が負担する。

新型コロナウイルスの感染拡大による営業自粛などに伴い、テイクアウトや宅配の販売需要が増えていることを受け、多くの飲食店がデリバリーやテイクアウトでの販売を開始している。しかし個人経営や小規模な店舗では、人手不足や仕組みの導入が難しいなどの理由でデリバリーやテイクアウト販売を行いたくてもできない状況が発生している。こうした状況を受け、小規模な店舗でも負担なくデリバリーやテイクアウト販売を実現できる新たな販売方法として、「クックパッドマート」によるテイクアウト/宅配サービスの提供に至ったとしている。

出店に関する問合せ・申込み
https://cookpad.com/ct/187907

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