2022.09.01

アイスタイル、過去最高の売上344億円 EC・店舗とも2桁成長

アイスタイルの2022年6月期決算の連結売上高は、前期比11.2%増の344億100万円となった。EC事業や実店舗事業からなる「Beauty Service(ビューティーサービス)事業」が牽引し、過去最高の売上高となったという。連結ベースのEC売上高は、同18%増の93億2700万円。
 
同社は、ECサイト「@cosme SHOPPING(アットコスメショッピング)」を運営している。ECは、口コミサイト「@cosme(アットコスメ)」との連動が好評。2500以上のブランド数を取り扱うなど、幅広い品ぞろえも人気の要因となっているという。「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」など実店舗の運営も行っている。
 
「Beauty Service事業」の2022年6月期の通期売り上げは、前期比19.9%増の219億200万円。ECのみの売り上げは、93億2700万円だった。EC部門は着実に成長しているが、実店舗はさらに好調だとしている。
 
「Global事業(海外事業)」の売上高は、EC・卸売販路が中国ロックダウンの影響などによって減収・減益となり、42億4700万円で着地した。
 
アイスタイルは8月15日、米国アマゾン、三井物産とそれぞれ業務提携を行うことを発表した。
 
米国アマゾンとアイスタイルの業務提携により、顧客満足度のさらなる向上を図るという。アイスタイルの成長が今後加速する可能性がある。
 
アイスタイルでは、2023年6月期の連結売上高が前期比16.3%増の400億円になると見込んでいる。22年6月期は同5億9300万円の赤字だった経常利益も、23年6月期は1億7000万円の黒字に転じると予想している。
 
なお、2023年6月期の「Beauty Service事業」の売上高は前期比17.8%増の258億円に、営業利益は122.2%増の7億5000万円に、それぞれなると見込んでいる。






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