2022.08.30

D2C特化型ECカート「楽楽リピート」、「EMV 3Dセキュア(3Dセキュア2.0)」に対応 不正注文のリスクを軽減

ネットショップ支援室は8月22日、リピート通販・D2C“超”特化型ECカート「楽楽リピート」において、「EMV 3Dセキュア(3Dセキュア2.0)」への対応を開始した。3Dセキュア導入時のユーザーの手間の増加という課題を改善し、チャージバック発生時の返金リスク回避をサポートする。

ネットショップ支援室の提供する「楽楽リピート」は、定期購入・単品通販・リピート通販に特化したECサイト構築のためのSaaS型ECカートシステム。このほど「EMV 3Dセキュア(3Dセキュア2.0)」に対応した。

3Dセキュアとは、クレジットカード決済を非対面で行う際にクレジットカードに記載されている情報の他にパスワードを入力することで、不正利用を未然に防止することができる本人認証サービス。3Dセキュアを導入することで、オーソリ実行前に不正注文を防ぎ、チャージバックのリスクを低減させることが可能だ。



クレジットカードの不正利用被害額は年々増加しており、2021年には330億円を超えた。クレジットカードの不正利用はチャージバックが発生するため、事業社にとって対策は必須となっている。不正利用対策はいくつかあるが、3Dセキュアを導入していない場合、事業社が売上を負担する必要があるため、特に重要な対策となっている。



このように3Dセキュア導入によりクレジットカード不正利用のリスクを下げることが可能な一方で、ユーザーにとって購入時の手間が増えることになり、途中離脱(カゴ落ち)のリスクが生まれることが「3Dセキュア1.0」の課題となっていた。

「EMV 3Dセキュア(3Dセキュア2.0)」では、不正利用の疑いがある場合のみ本人認証画面を表示するリスクベース認証の導入、スマートフォンアプリケーションへの対応、ワンタイムパスワードや生体認証への対応により、これらの課題を大幅に改善。高リスクな場合のみ追加の認証をすることで、CVRを下げずに不正注文のリスクが軽減可能となった。



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