AnyMind Groupは8月23日、国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE（キャンプファイヤー）」を運営するCAMPFIREと提携し、「CAMPFIRE」でクラウドファンディングが成立した企業に対し、クラウドファンディング後のEC展開から物流までの包括的な支援を開始した。ECサイト・ECモール展開から、マーケティング企画設計・実行、チャット連携によるCRM、物流管理までを包括的にサポートするとともに、海外展開における販路拡大に向けた支援も行う。
AnyMindは、「誰もがビジネスに熱狂する世界を創る」をパーパスに掲げ、商品開発、生産管理、EC展開、物流、マーケティングまで、ブランドビジネス全体を一気通貫でDXするサービスを提供している。一方、CAMPFIREは、国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」を運営。2011年のサービス開始から現在まで、ジャンルや規模を問わず数多くのプロジェクトを支援している。
このたび両社は、業務提携し、「CAMPFIRE」でクラウドファンディングが成立した企業に対する、国内・海外におけるECサイト構築/ECモール開設から物流管理までの総合サポート、および海外クラウドファンディング支援を開始した。
総合サポートにおいては、現地やターゲットに最適な仕様策定から、ユーザーフレンドリーなUI/UX設計、ヘッドレスコマースにも対応できるコーディング、決済アカウントの共有など、自社ECサイト構築に必要なすべてを任せることのできるECサイト構築/ECモール開設/運用を支援。多数の支援実績とデータを基に、ターゲットに合わせたマーケティング企画立案行い、SNS・Web広告展開、インフルエンサー活用など、KPIを重視したマーケティング展開から売上最大化を実現するとともに、チャットとCRMを一体化させたデータ活用・接客対応により、顧客体験向上及びリピーター増加を促進するマーケティング企画設計/実行を行う。さらに受注管理、在庫管理、出荷管理に加え、各地域の物流パートナーネットワークを利用でき、海外販売においても利用可能な物流管理（商品管理・決済確認・入庫・在庫・出荷・配送）もベースに、包括的なサポートを行う。
海外クラウドファンディング支援では、海外クラウドファンディング（INDIEGOGO、zeczecなど）におけるプロジェクトページ作成を一貫支援する。
近年、国内のクラウドファンディングにてプロジェクトを成立させた企業から「自社ECサイトを作り、売上を伸ばしたい」「海外展開を目指していきたいが、どうしたらいいかわからない」といった声が多く届いている。こうした背景を受け、情熱とアイデアを持つすべての人や企業のチャレンジを実現していくべく、業務提携によるサービス提供に至ったとしている。
今回の提携にあたり、CAMPFIRE 執行役員 篠原陽子氏は、「クラウドファンディングは世界においてより身近な存在となっており、日本においても大きな発展を遂げています。『CAMPFIRE』は、日本最大のプラットフォームとして継続的にクラウドファンディング市場の発展を牽引すべく様々な取り組みを行なっております。今回、クラウドファンディングを行なった起案者様が次の一歩を踏み出していただく取り組みとして、世界に多くの拠点を持ち幅広いソリューションを持つAnyMindと提携しました。それにより、ものづくりや販売事業に携わる多くの方が、より簡単にクラウドファンディングを実施でき、かつ越境ECや海外クラウドファンディングのような一見ハードルの高い取り組みに気軽にチャレンジできる一気通貫のサポートを実施いたします。より多くの日本の事業者様がクラウドファンディングを通して日本、そして世界へチャレンジできる機会となることを期待しております」とコメントした。
▲CAMPFIRE 執行役員 篠原陽子氏AnyMind Group 共同創業者兼CEO 十河宏輔氏は、「昨今、社会の急激な変化によりECビジネスの進化を続けており、日本国内でも『クラウドファンディング』が注目を集めています。一方でクラウドファンディングのプロジェクト成立後、次のステップである本格的な販売展開に課題を感じている企業も少なくありません。また本格展開においては、継続的な収益の維持や業務効率化、在庫・物流オペレーションの最適化など、常に解決すべき課題があります。今回のCAMPFIREとの業務提携を通して、国内外におけるクラウドファンディングから本格的な販売展開までを全面的に支援していくことで、誰もがビジネスをより簡単に、そしてグローバルに展開できる世界を実現していきます」と述べた。
▲AnyMind Group 共同創業者兼CEO 十河宏輔氏
