2022.08.24

「LOHACO」、標準より遅い配送日指定でPayPayポイントを付与 注文が集中する日曜日を対象に実証実験

ヤフーとアスクルは8月28日、日用品ショッピングサイト「LOHACO」において、注文が集中する日曜日を対象に、標準より遅い配送日を指定した人にPayPayポイントを付与する「おトク指定便」の実証実験を開始する。ユーザーにもメリットを提供しながら物流のピーク分散を図り、物流の安定確保や効率化の実現を目指す。

ヤフーの協力を受けアスクルが運営する「LOHACO」は、一般消費者向けの日用品ECサイト。このほど「LOHACO PayPayモール店」「LOHACO by AKSUL(LOHACO本店)」において、物流のピーク分散を目的とした「おトク指定便」の実証実験を実施する。

「おトク指定便」は、すぐに受け取る必要がない商品の配達日を標準より遅い日に設定して注文すると、PayPayポイントを受け取れるサービス。実証実験の実施期間は8月28日~10月9日で、注文が集中する毎週日曜日、計7日間の注文が対象。「LOHACO PayPayモール店」は3850円(税込)以上、「LOHACO by AKSUL(LOHACO本店)」は3300円(税込)以上の注文で利用できる。付与されるPayPayポイントは希望する配送日によって変化し、注文時にポイント数を確認することができる。

「LOHACO PayPayモール店」では、指定のない限り注文商品を「優良配送」で最短翌日に配送。「LOHACO by AKSUL(LOHACO本店)」でも指定のない場合は基本的に最短翌日に配送を行っている。今回の実証実験では、ユーザーにメリットを提供し、急がない注文は「おトク指定便」の選択を誘引することで、物流ピークを分散できるようになるとしている。特定日の荷物量増加に伴う物流(出荷・配送)負荷を分散させることで、物流の安定確保や効率化といった物流業界におけるサステナブルな活動の実現を目指す考えを示した。



ヤフーは実証実験により、配送に関するユーザーのニーズを把握、検証するとともに、今後は対象店舗の拡大やキャンペーンの内容を検討する。「欲しいものが欲しいときに届く」「欲しいものがお得に届く」の選択肢を提供することで、さらなるお買い物体験の向上に努めていくとしている。





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