消費者担当大臣に河野太郎氏 霊感商法対策で検討会を設立へ

8月10日に発足した第2次岸田内閣で、消費者担当大臣に、河野太郎衆議院議員が就任した。デジタル大臣も兼務する。8月17日に行われた記者会見では、「消費者庁の中で霊感商法に関する検討会を速やかに立ち上げて対応をしていく」と語った。
　
河野大臣は、霊感商法に関する検討会について現在、消費者契約法の中で規定が設けられていることを前提として、「政府では今後、法務省を中心に、宗教に対する寄付の問題などを広く検討する場が設けられる予定だ。その場に消費者庁として参加して、どのようなことを提言できるかを、（消費者庁の）検討会で議論してもらう」と話した。
　
河野大臣は8月15日の会見で、消費者庁の会見や会議もオンラインで傍聴できるようにしていく方針を発表した。定期開催されている、消費者庁長官の会見については、8月17日から、事前登録した記者がオンラインで参加できるようにした。消費者委員会については今後、一般の人でも登録すれば、オンラインで傍聴できるようにするとしている。