2022.08.22

パチンコメーカーのオーイズミ、化粧品D2Cの武内製薬を買収 食品事業などでのシナジー効果を期待

オーイズミは8月19日、化粧品の製造・販売事業などを展開する武内製薬の発行済全株式を取得し、子会社化すると発表した。武内製薬の持つノウハウなどを活用し、グループで手がける食品事業などでのシナジー効果を期待するとともに、現在積極的に展開している新事業のECサイトビジネスの立ち上げを一層強化し、更なる企業価値向上を目指す。

パチンコメーカーのオーイズミは、8月19日の取締役会において、武内製薬の発行済全株式1万株を取得し、子会社することを決議し、株式譲渡契約を締結した。株式譲渡実行日は8月31日の予定。

オーイズミ、および同社の連結子会社7社は、遊技場設備機器、太陽光発電、不動産賃貸、ゲームソフト、酒類醸造、健康食品および農産物加工食品等、多岐に渡る事業を展開している。更なる成長に向け、中長期計画年商300億円を目標に、新事業であるECサイト事業の立ち上げを積極的に展開している。

武内製薬は化粧品販売事業を軸に、EC販売事業、卸売り事業、OEM事業、ECコンサル事業等を展開。商品企画からデザイン・製造・マーケティング・販売まで、一貫して自社で手がけている。ECサイトにおいて自社ブランド化粧品、ブラジリアンワックス、プロテインなどの販売を行い、急成長を遂げている。2021年8月期の売上高は、前期比58.5%増の14億1000万円だった。

オーイズミは、武内製薬の保有するノウハウや情報を活用し、自社グループで展開する食品事業、酒類販売事業に加え、新規開発事業として進めているペットフードビジネス等での一体的なシナジー効果を期待できるものとの考えから、今回の子会社化に至ったとしている。

ECサイトビジネスをグループの事業拡大に向けた新たな中核事業として位置付けるべく注力し、更なる企業価値向上に取り組む考えを示した。



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