2022.08.21

ACD、「WeChat」で再春館製薬の越境EC本格始動を支援 10カ月で2000万円以上の売上記録

日本の事業者の中国市場開拓支援サービスを提供するACDはこのほど、化粧品通販大手の再春館製薬所が、中国最大のSNS「WeChat」のミニプログラムを導入して基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の販売を開始し、開始10カ月で2000万円以上の売上を記録したと発表した。数名の少人数チームによる立ち上げにも関わらず、世界で唯一、自社の生産工場からの越境直接配送を実現するとともに、中国の消費者への案内をわかりやすく改善した。





ANAホールディングスが出資するACDは、ANAネットワークを活用し「商売に国境をなくす」というミッションを掲げ、日本にいながら決済、物流、言語などの隔たりなく中国で取引を行うためのビジネス展開をサポート。日本製品を販売する越境EC事業、約13億人のユーザーを抱える「WeChat」でのミニプログラム構築(SNS店舗出店サービス)業、月間100万人以上が視聴するアプリライブ配信事業を主軸に、各種メーカーや地方自治体をはじめ多様な組織の中国市場開拓を全方位的に支援している。

このほど、再春館製薬所が「WeChat」のミニプログラムを導入し、基礎化粧品「ドモホルンリンクル」の店舗を開設し、開始10カ月で2000万円以上の売上を記録したと公開した。再春館製薬所では、2021年7月より「WeChat」公式アカウントを活用していたが、この度フルリニューアルを経てミニプログラムを導入し、再始動した。

従来の課題であった販売価格表示について分かりやすさを追求し、価格は日本円で表示。カート内で関税および送料と合わせ、現レートを反映した人民元価格をサブ表示した。直送で商品を手に入れたいと考える中国の消費者への案内を改善した。



「ドモホルンリンクル」ブランドの海外展開は、2011年の香港を皮切りに、2012年には台湾、2018年にはタイと、着実に進化を続けてきた。海外進出から10年目となる現在、世界43カ国で約12万人の顧客に愛用されており、3万名の顧客がリピートしている。中国市場では、 まず2万名の顧客に「ドモホルンリンクル」を実感してもらうことを目指し、世界で唯一の生産工場からの越境直接配送により、日本の顧客と同じ「商品品質」「応対品質」を提供していくとしている。

再春館製薬所の担当者は、「これまではシステム構築から国際物流手配まで新市場への展開には膨大なリソースを投じる必要がありましたが、『』WeSearch』を利用する事でチームの一部リソースを割くだけで、販売~お届け~アフターフォローまでが実現可能になりました。『WeSearch』は日々アジャイル進化しており、今後も共創していくパートナーとして非常に信頼しております」とコメントした。

中国市場での実績を成長の基盤として構築し、今後も「ドモホルンリンクル」を通して海外の顧客に寄り添い、海外事業全体で100億の事業に育てていく考えを示した。




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