アパレル事業を手掛けるヒューマンフォーラムは7月2日、古着を活用した新ブランド「Vintage shop KALEKALE(カレカレ)」のECサイトを開設した。
ターゲットは30代後半から40代後半。中でも「元ギャル」だった人に向けたアパレルブランドとして展開を始めた。
昔のギャルと現代のギャルを比較させてインスタに載せるなどして、ブランドに興味を持ってもらえるよう発信している。ブランド認知には、ブログなどの手法も取り入れたい考えだが、「その存在を知ってもらうまでの導線が課題」(同社の藍原沙織氏)と話す。
また、ターゲット層は母親も多いため、動画などをゆっくり見る時間がない人もいる。家事をしながら、子どもを見ながら聞くことができるラジオなどの手法も考えている。
商品は全て、国内外で買い付けてきた古着。年齢を重ねると、二の腕を隠す人が多いが、「思い切って出してしまった方が良い」(同)といった提案を行う。また、小花柄よりも大花柄、ミニスカートではなく、タイトの膝丈など、40、50代でも違和感なく着られるものを選んでいる。他にも、顔周りには、赤や緑などを入れることで、顔がはっきりして若く見えることから、トップス類は色物を多く選んでいるという。
▲国内外で買い付けた古着を販売
古着をリメイクした1点ものの商品も展開している。古着特有の臭いが苦手な人も多いため、商品は全てクリーニングしてから販売している。
エコの観点から、無料で洋服の引き取りサービスを始める予定だ。引き取った洋服をリメイクして販売するまでの過程をオープンにしていく考えだ。同社の他ブランドで破棄となってしまう洋服も利用していきたいという。
リメイクのデザインを行う同社の藍原氏は、障害者用衣類の製法についても勉強している。将来的には、古着を障害者用の衣類にリメイクして、見た目も機能性も良いものを販売することを目標とする。
「Vintage shop KALEKALE」https://kalekale.jp/