健康食品のEC事業などを展開する愛しとーとは近年、eスポーツ事業に注力している。従来は、中年~高齢者層がメイン顧客だったが、eスポーツを経営に取り入れた結果、若年層の認知が急拡大したという。若年層の顧客が増加傾向にあるだけでなく、人材採用における応募者数の増加にもつながっているそうだ。8月11日には、eスポーツの大規模なフェスタも開催。ファンづくりにつなげる考えだ。
8月11日に開催する「福岡eスポーツフェスタ」は、福岡eスポーツ協会が主催。同社と福岡市とが、共同で開催する。
▲「福岡ｅスポーツフェスタ」を開催同フェスタのメインイベントとしては、今年栃木で開催される国体の文化プログラムである「グランツーリスモ7」部門の福岡代表決定戦を行う。
フォートナイトの神プレーヤーとも呼ばれる、チャンネル登録者数94万人のユーチューバー、ネフライトに挑戦できるコーナーも用意しているという。
ゲームのコスプレなどのファッショントークを行うコーナーでは、人気コスプレーヤーのえなこが参加予定となっている。マインクラフトでプログラミングを学べる企画も用意しているという。
「eスポーツには当然、良い面も悪い面もある。だが、まだまだ悪い面しか知らない人も多いと思う。家族で来場してもらい親世代に、『こんな世界なんだ』と意識を変えてもらえたらと思っている」(岩本凌社長)と話す。
同イベントでは、eスポーツを活用したビジネスコンテストや、マッチングイベントも予定しているという。「『eスポーツ×ビジネス』に注目している企業は増えている。事業の創出や、eスポーツ産業の発展につながればと思う」(同)と話している。
「福岡eスポーツフェスタ」https://www.fukuoka-esportsfesta.com/
