2022.08.04

「MIECRU」、売上・決済まで一元管理 通販・EC事業者に提案

【ECソリューションマップ2022「運営業務管理編」】

通販・EC向けのシステム開発事業のARIA(アリア)は、ECサイトの売上管理からマーケティング支援まで一気通貫してマネジメントするEC決済売上管理システム「MIECRU(ミエクル)」の提案を強化している。このほど、利用プランを一新したほか、ウェブサイトをリニューアルした。

ECモールに出店しながら、自社サイトの運用も強化したいという中小企業に提案している。中小ECサイトの多くは、サイト構築を外部委託するケースが多いが、委託先のエンジニアとのコミュニケーションが取れておらずに、工数の多さに課題を持つケースが目立つという。

「MIECRU」は、EC運用に必要な全ての情報を一元管理できるのが最大の特徴。ECの運用担当者は、運用情報、販売管理、マーケティング活動に必要なデータの全てが一目で分かりやすく理解できるようになり、運用者の時間コストを約60%削減した事例もあるという。素早い経営判断や次のマーケティング施策の構築など、ビジネスのスピードを飛躍的に向上させることが可能となる。

決済システムも搭載。一般的な一元管理システムは、決済代行会社の管理画面に遷移、ログインする必要があるが、受注管理画面で確認ができる。

「サブスクリプション型自動継続課金」は、引き落とし日を決めれば、自動でクレジットカードでの引き落としを処理する。決済に失敗した時にはユーザーに知らせる仕組みも盛り込む。

商品仕入れサイトなど企業間取引(BtoB‐EC)においても、請求書発行と決済の連動も可能だ。請求書には、電子印鑑、会社ロゴの貼り付けができ、企業独自の請求書が発行できる。過去の履歴から再び請求書を起こすことや消し込み作業もスムーズに行え、決済履歴の管理、自動集計などさまざまな機能と連携する。

さらに、ニーズの高いQRコード決済にも対応している。


導入プランを刷新


新たにEC参入を検討する企業がよりスムーズに導入できることを目的に、このほどプランを刷新した。

「スタートアッププラン(初期費用なし・月額費用2万8000円)」、「EC簡単管理プラン(初期費用なし・月額費用1万7000円)」、「EC継続購入プラン(初期費用10万円・月額費用5万円)」、「BtoB売上管理プラン(初期費用10万0000円・月額費用5万円から)」、「フルオーダープラン(別途見積り)」の5つの料金プランを用意した。

さらにウェブサイトリニューアルを記念して、100社限定の特別プランも開始。初期費用はなしで、通常2万8000円の月額費用を2万円(税抜)として、スタートアップを応援する。


メタバースECを支援


「MIECRU」を活用した、メタバースECショッピングプラットフォーム「メタショップ(仮称)」の開発にも着手した。


▲「メタショップ(仮称)」の開発にも着手

「メタショップ」では、販売者は購入プランに応じた機能を備えたショップを開設することができる。購入者はアバターの姿で自由に行動し、ショッピングを楽しむことができる。移動や時間の制約に捕らわれることなくさまざまなショップに訪れたり、学んだり、体験したりすることもできる。

青山綾子社長は「国や交通インフラ、言葉など、あらゆる壁が取り払われ、より自由で活発なECビジネス、引いては経済活動を実現できる」と話している。




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