2022.08.02

「VALX」のレバレッジ、東工大発ベンチャー aiwellに出資 AIを活用したタンパク質解析技術を開発

フィットネスブランド「VALX(バルクス)」を展開するレバレッジは7月29日、次世代のタンパク質網羅的解析技術(AIプロテオミクス)の実用化と社会実装を進めている国立東京工業大学(以下:東工大)発ベンチャー認定企業aiwellの第三者割当増資を引受け、業務提携契約を締結した。出資を通じ、より健康な社会の実現を目指す。

レバレッジは、2006年の創業以来、「人間はもっと進化できる」を信念にフィットネス業界で成長を続け、2021年3月期の売上高は前期比362%と大幅に伸長してきた。

一方、aiwellは、AIプロテオミクス(タンパク質網羅的解析技術)の実用化を進めるために、2018年に東工大 生命理工学院 林宣宏研究室と共同研究を開始した東工大発のベンチャー認定企業。2019年4月には協働研究拠点を東工大の学内に設立。独自の装置や解析手法を確立したAIプロテオミクスは、特許を8件取得(うち申請中特許1件)しており、医療・製薬業界や複数の国策研究事業に向けてサービスを提供している。今後は、AIプロテオミクスの社会実装を進めることで、病気や怪我の自覚症状が出る前、そして重篤化をする前にAIの画像判断による診断支援や遠隔診療支援、創薬支援が可能になるPaaS(Protein AI Analsys System)による健康持続社会の実現を目指すとしている。

このほどレバレッジは、aiwellの第三者割当増資を引受け、業務提携契約を締結した。aiwell社が持つ「AIを活用したタンパク質の網羅的解析技術」が、自社事業の拡大に寄与すると考え、出資に至ったとし、本出資を通じ、より健康な社会の実現を目指す考えを示した。

aiwellは、本増資を契機に「PaaSによる健康持続社会」を実現するべく、AIプロテオミクスに関する研究事業の拡大および、AIプロテオミクス技術の実用化を更に推し進め、今後も資金調達を進めていくとしている。




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