2022.08.02

ジェイフロンティア、フィナンシャル・エージェンシーと業務資本提携 オンライン診療活用の保険商品開発目指す

オンライン診療アプリ・服薬指導アプリ「SOKUYAKU」を運営するジェイフロンティアと、保険業界のデジタル化を支援するフィナンシャル・エージェンシーは7月27日、ジェイフロンティアがフィナンシャル・エージェンシーに出資を行うとともに、保険分野における業務資本提携を開始した。「SOKUYAKU」の普及・拡大の推進、オンライン診療を活用した新たな保険商品開発を目指す。

ジェイフロンティアは、国民の健康寿命の伸長と、国の社会保障費の削減に貢献すべく、「未病・予防・健康維持」→「疾病」→「未病・予防・健康維持」というヘルスケアサイクルの全ての領域において事業を展開。特に「疾病」段階においては、いつでも・どこでも・誰でも、医師・薬剤師とつながり、適切な薬を受け取ることができる社会の実現をミッションに掲げ、オンライン診療からオンライン服薬指導、処方薬の宅配までをワンストップで提供するサービス「SOKUYAKU」を運営し、医療機関と患者の診療体験のデジタルトランスフォーメーションを推進している。

一方、保険業界のデジタル化を支援するフィナンシャル・エージェンシーは、最先端コンタクトセンターを運営。提携保険会社の豊富な保険商品・プランを、自社ブランド及び提携保険会社・保険代理店ブランドにて提供する「保険流通BPO事業」を展開し、延べ約5億人にも上る膨大な顧客基盤を有している。医療機関・患者向けアプリ、認知症チェックアプリ等のプラットフォームから得たヘルスケアビックデータを活用・解析して新たな保険商品開発・提供を行う「保険IoT事業」を展開するなど、多彩な保険商品とデジタルの融合により、国民の健康維持、保険利用の利便性向上に貢献を果たすことを目指している。

このほど、ジェイフロンティアはフィナンシャル・エージェンシーに出資を行うとともに、保険分野における業務資本提携を開始した。フィナンシャル・エージェンシー、および同社が提携する保険会社・保険代理店等が有する顧客基盤に「SOKUYAKU」の利用を促し、普及・拡大を図っていく。

また、約2億円超と言われる保険金の支払い漏れを抑止するために、オンライン診療での診察結果等に応じて、保険金請求が可能な加入保険及び請求方法を周知するリマインド機能、保険金請求をシンプルかつ迅速に実施できる機能の「SOKUYAKU」への実装を目指すとしている。

今後はさらに、オンライン診療を活用した早期治療等により重症化を抑止できた保険加入者が、保険料の割引を受けられる保険商品。「SOKUYAKU」に蓄積されるパーソナルヘルスケアデータの解析により、これまで加入が困難であった人向けの保険商品やリスクに連動した保険商品など、よりパーソナライズされた新たな保険商品の開発を推進していく予定だ。

ジェイフロンティアとフィナンシャル・エージェンシは、中長期的かつ戦略的に強固なパートナーシップ関係となる業務資本提携により、「SOKUYAKU」の普及・拡大、両社の顧客への付加価値提供ならび企業価値向上に向け、「いつでも・どこでも・誰でも、医師・薬剤師とつながり、適切な薬を受け取ることができる社会の実現」と「安心できる社会保障の提供」の実現を目指していく考えを示した。




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