2022.08.01

ストライプインターナショナル、ファッションDXのスタートアップ設立 「選ぶ、買う、届ける、をアップデートする。」

ストライプインターナショナルは8月1日、ファッションDXのスタートアップ企業「ONE POINT ZERO(ワンポイントゼロ)」を本格稼働すると発表した。法人設立は6月1日。ストライプインターナショナルやストライプグループのテクノロジーとDX推進を担う新会社だ。

データとテクノロジーを活用し、顧客や社会のニーズを基に新しいプロダクトやサービスを企画・開発する。店舗とオンラインをシームレスにつなげ、欲しかったアイテムを見つけて顧客の手元に届くまでの一連のステップを「心地よい」体験へとアップデートしていくことを目指す。


▲コーポレートロゴ

新会社の代表取締役には、梶原伸介氏が就任した。梶原代表は、フラッシュセールサイトを手がけるGLADDなどを経て、2019年9月からストライプデパートメント入社した。執行役員プロダクトマネジメント本部長を経て、2021年4月から取締役CTOに就任している。2022年4月からは、ストライプインターナショナルに転籍し、この度、ONE POINT ZEROの代表取締役に就任した。

梶原代表は、「20年以上にわたり開発にかかわってきましたが、ファッション業界やアパレル小売業界ではテクノロジーやDXで解決できる課題がまだまだ残っていると感じます。ブランドの世界観や届けたいメッセージがそれを求めるお客様に正確に届けられているか、正確な需要予測ができ無駄な生産を行っていないか、在庫は最適化され必要なタイミングで必要な店舗または ECモールなどに配分し、お客様の手元にすぐに届けられるようになっているか。また、オンラインで買い物をすることが当たり前になってきてはいるものの、現存のテクノロジーがお客様にとって果たして心地よいものになっているのだろうか。ファッションとは生き方であり、生き方は選択で決まると考えています。ファッションの本質とマッチしたテクノロジーを創りたいと、ONE POINT ZERO のミッションに『選ぶ、買う、届ける、をアップデートする。』を掲げました。パーソナライズされた購買体験へ、心地よい接客やシンプルなインターフェースへ。ファッションDXのスタートアップ企業として、我々の思いを実現していきます」と抱負を語る。

ストライプインターナショナルの立花隆央社長は、「当社は店舗の現場力がとても高く、EC への移行がなかなか進まなかった。新しい生活様式が定着した今、店舗とデジタルの区別なくシームレスに購入・利用できるシステムを、新しい視点で一から構築していく所存です。新会社は小売り企業であるストライプインターナショナル
とは働き方や開発環境も全く違うことから、分社化することに決めました。将来的にはベトナムなどの海外企業も含んだグループ横断の、ファッションDXをONE POINT ZERO に託したいと考えています」と語る。





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