2022.07.27

東通メディア、FOCUS[フォーカス]と提携でウェブ領域強化 SNSも積極的に活用【<対談>FOCUS 加田密CEO×東通メディア 門脇駿氏】


低コスト、高クオリティーを追求

--クライアントのコスト負担は?

加田:われわれには様々なプランがあるが、モニタープランの場合、初期費用や毎月の固定費など無く、クライアントはユーザー1人に対して1万円を支払う形だ。最低の依頼人数や契約期間の縛りなどもない。通常、フォロワー数が多ければインフルエンサーマーケティングに掛かる費用も高くなるが、弊社の場合はフォロワー数に関係なく1人1万円に設定している。クライアントが求めているユーザーを弊社でキャスティングして、そのリストを共有している。商品はクライアントから弊社物流提携先の倉庫に送ってもらい、そこから各モニターに送付する。この発送費用やキャスティング費用、下書きのチェック、投稿した後のフォロー、モニターへの還元、レポートなど全部を含めて1人1万円となる。クライアントは、手間もなく安心してキャスティング依頼ができ、モニターも還元があることで良いコンテンツを投稿してもらえるようになっている。また、投稿のタイミングなども柔軟に対応できる点も強い。ユーザーは現在約2800人おり、女性が7割、男性が3割だ。年齢層だと30~50代が一番多い。

門脇:われわれはそのサービスをクライアントに紹介している。もちろん既存のお客さまに対しても積極的に案内していきたいが、どちらかというと今まで取引ができていなかった業界に対し、新規にお取り組みができるように展開したいと考えている。


▲東通メディア 営業本部メディア営業部 門脇駿氏

--FOCUSは現状、東通メディアと提携しているが、今後さらに業容を拡大していくには、どのようなことに取り組んでいくのか?

加田:インフルエンサーマーケティングはいろんな会社があるが、やはりオンリーワンを追求することだ。弊社の場合は圧倒的にクオリティーが高くて低コストということを強みにしていきたい。オンリーワンの仕組みが出来上がってきているので、アクセルを踏むタイミングに来ていると考えている。やはりシナジーが生めるところと、どんどん拡大していきたいという思いもある。あとはもともとブラジルに行っていたことがあり、ブラジルは、インフルエンサーマーケティングの市場がすごく大きい。インフラも整っているので、そこは急ピッチで攻めていきたい。さらに、メタバースにも可能性があるので、そこは積極的に研究している。いつの時代でも人からの紹介というものは欠かせないので、今のスキームと広告の在り方をどうメタバースの世界でやっていくかというのは研究している。


--東通メディアとしては、FOCUSとの業務提携をどのような方向で活かしたいと考えているのか?

門脇:加田社長を通してSNSは勉強させてもらっている。やはり競合になるサービスは存在するが、そこを差し置いてもオンリーワンの仕組みを持っているし、そのプラットフォームに登録されているインフルエンサーの方、一般ユーザーの方、それらのユーザーを大事にされている会社だとも思っている。このサービス自体は本当に自信を持って提案できると感じている。われわれとしても積極的に営業していきたいと考えているし、われわれ自身の収益も増やしていかなければならないので、FOCUSとともに成長できればと考えている。


「FOCUS」
https://www.focus-ad.jp/

「東通メディア」
http://www.totsumedia.co.jp/





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