2022.07.29

GMOコマースがKDDI、Supershipと連携 LINEとSMSの通知を送り分ける「GMO販促メッセージ」リリース

GMOインターネットグループでOMO(Online Merges with Offline)支援事業を展開するGMOコマースは7月25日、KDDI、Supershipと連携し、ユーザーの電話番号をキーにLINEとSMSの通知を送り分けるメッセージ配信サービス「GMO販促メッセージ」の提供を開始した。LINEに送れなかったユーザーにはSMSを送ることで、ユーザーへの高い送達率を実現する。

GMOコマースこのほど、LINEメッセージの配信に加え、LINEが届かなかった人に同じ内容のメッセージをSMSで配信できる「GMO販促メッセージ」の提供を開始した。「GMO販促メッセージ」におけるSMSの配信には、KDDIおよびSupershipが提供する「KDDI Message Cast」を用いる。

「GMO販促メッセージ」は、ユーザーの電話番号をキーに利便性の高いLINEに通知を送ることが可能。電話番号を用いるため、LINE公式アカウントの友だちではないユーザーにも通知を送ることができるうえ、ユーザーが使い慣れたLINEに通知を配信することにより高い反応率が期待できる。

LINEにメッセージを送れなかったユーザーにはSMSを送信する。SMSの送信に用いる「KDDI Message Cast」は、国内直収接続 (キャリア直接続) のため、高い到達率で全キャリアユーザーにSMSを配信できる。

これにより「GMO販促メッセージ」を導入する企業は、SMSの送達率98%以上を担保したまま、利便性の高いLINEに通知を送ることが可能になる。一般的なSMS配信と比較し安い費用で導入できるとともに、LINE通知メッセージとSMSを一元的に送信することができるため、工数を増やすことなく運用することが可能だ。

GMOコマースは、LINE公式アカウントや各種SNSを総合的に活用したOMO(Online Merges with Offline)領域の支援に注力している。これまで荷物の配送予定や公共料金のお知らせなど、暮らしに係る重要性や必要性の高い通知はSMSを用いることが一般的だったが、ユーザーの利便性や配信コストの観点より、SMSを活用していた企業のLINE通知メッセージへの切り替え需要が高まっている。

GMOコマースは、2021年8月にオンラインからオフラインへの集客を支援するサービス「GMOまるっと販促DX」において、通知をLINEでユーザーに送る「LINE通知メッセージ」の提供を開始した。電話番号をキーにすることでLINE公式アカウントの友だち以外にも通知を送ることができる、ユーザーが使い慣れたLINEを用いることで高い反応率が期待できるなどのメリットがある一方で、LINEを利用してないユーザーには通知を配信できないため、ユーザーへの送達率が98%以上と言われるSMSと比較した場合の送達率の低下が課題となり、導入を控えている企業も存在していた。

そこでLINE通知メッセージの利便性とSMSの送達率を両立すべく、「LINE通知メッセージ」機能を独立させ、LINE通知メッセージが届かなかったユーザーへLINEと同じ内容のメッセージをSMSで配信できる新サービスとして、「GMO販促メッセージ」の提供に至ったとしている。

今後も導入企業のニーズに応えるべく、「GMO販促メッセージの機能」を拡充し、より高品質のサービスを提供していく考えを示した。



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