2022.07.22

【「楽天EXPO2022」三木谷社長講演】当日配送「きょう楽」実現へ 新たな商品管理、環境配慮にポイント付与など発表

楽天グループ(楽天)は7月21日、ECモール「楽天市場」の出店者向けイベント「楽天EXPO2022」を開催した。イベント内で三木谷浩史社長は講演を実施し、グループサービスとのシナジー効果の高まりを紹介。日本郵便との効率的な物流体制の構築を推進し、当日配送サービス実現の可能性も示唆した。SKU別に価格やサービスを変えることができる新たな商品管理の導入や、環境配慮行動に楽天ポイントを付与する施策なども発表している。

楽天グループサービスの国内における月間アクティブユーザー数は2022年3月時点で3600万人を超え、2サービス以上利用しているユーザー比率は、74.8%に達している。



2022年4-6月期における「楽天市場」と他のECサービスを併用しているユーザー数は、着実に伸びている。「楽天GORA」は前年同期比15.1%増、「楽天西友ネットスーパー」は同30.9%増、「楽天ビューティ」は同13.4%増、「楽天トラベル」は同56.4%増、「楽天ファッション」は同10.6%増になっている。




「楽天モバイル」ユーザーの80%が「楽天市場」を利用


「楽天モバイル」と「楽天市場」のシナジー効果も高いという。「楽天モバイル」ユーザーの「楽天市場」利用率は約80%(2022年6月末時点)と高い。



「スマホは通話だけのデバイスではない。日によっては90%以上の『楽天市場』の取り引きがスマホで行われている」(三木谷社長)と話す。



「楽天モバイル」ユーザーにおける新規楽天ユーザー(これまで楽天サービスを利用していないユーザー)比率は高く、2022年6月時点では21.5%になっている。「楽天モバイル」で獲得した新規ユーザーが、「楽天市場」へ流入している。



「楽天モバイル」を1年以上利用しているユーザーは、契約前と比較して年間流通総額が54%増加する。「楽天モバイル」を契約することでポイント付与率が高まるため、利用促進につながっている。



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