2020.04.23

スーツに見える作業着「WORK WEAR SUIT」が売上3倍 ヒットの影に『ミ二スカマーケター』の孤軍奮闘

「WWS」を持つ『ミニスカマーケター』の根本恵里奈氏


自らコード書き、改善に次ぐ改善


2018年4月、オアシススタイルウェアの親会社がロコンドグループと資本業務提携を締結した。2018年夏には、ロコンドが提供するECサイト構築システム「BOEM(ボエム)」で自社ECサイトを構築した。

「百貨店やセレクトショップなどを通して一般ユーザーに販売できるチャネルが増えたこともあり、2年目以降はECサイトの注文も増えてきました。ECサイトはブランドサイトも兼ねているため、商品の魅力を伝え、さらに購買にもつなげるための導線やコンテンツを充実させる必要がありました。ウェブマーケティングは私1人。それまで分からなかったコーディングを学び、毎週のようにECサイトを改善するようになりました」(根本氏)と言う。

伸縮自在であることや洗濯できることなどを、トップページに動きのあるコンテンツを配置し、アピールしている。さまざまな職種の人が実際に着用している画像も多数掲載するようにした。一般ユーザーが買いやすいように30日間の返品保証サービスもアピールするなどして、購入を促進した。


トップページに動く画像を配置し、特徴をアピール

外のノウハウを積極的に吸収


「経験豊富なマーケターが集まるような会合には積極的に参加しました。もちろんミニスカートで。さまざまな方にノウハウを教えてもらい、すぐに実践しました。1人では限界もあるので、外注の方を自分で連れてきたりして、体制を強化しています。上司を説得して広告の予算をもらい、PRも少しづつ展開しています」(根本氏)と話す。

「新型コロナウイルスがなければ、今期はリアル展開をもっとやりたかったです。ポップアップだけでなく、常設のリアル店舗を開設する計画もありました。ただ、この状況は仕方ないので、もっとBtoBやECを伸ばしたいと思います」(根本氏)と話す。

味方を増やした『ミニスカマーケター』の挑戦はまだまだ終わらない。


「WORK WEAR SUIT」

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