2020.04.23

スーツに見える作業着「WORK WEAR SUIT」が売上3倍 ヒットの影に『ミ二スカマーケター』の孤軍奮闘

「WWS」を持つ『ミニスカマーケター』の根本恵里奈氏


オアシススタイルウェアが開発・発売する、スーツに見える作業着「WORK WEAR SUIT(WWS)」の売り上げが伸びている。2020年2月期の売上高は、前期比300%の3億円に拡大。法人向け(BtoB)で売り上げは先行していたが、自社ECサイトを強化したことで成長を加速している。EC事業の急拡大の影には、「ミニスカマーケター」という謎の肩書を持つ、新卒3年目の根本恵里奈氏の孤軍奮闘の活躍があった。


ユニフォームとして開発


「WWS」は「スーツに見える作業着」をコンセプトにした機能性の高い服だ。独自素材を開発し、ストレッチが効いて動きやすく、汚れに強く、撥水・速乾・ストレッチでシワになりにくい。毎日洗える耐久性を誇り、着るとスーツのようにフォーマルにも見える新感覚のウエアだ。


さまざまなシーンで活躍する「WWS」

グループ会社のオアシスソリューションは水道工事会社であり、創立10周年の際に作業員のユニフォームを刷新しようという企画が持ち上がり、2017年秋に完成した。現場の声をもとに非アパレル企業が開発したことで、独自性の高いウエアが誕生したわけだ。

「作業員が業務の合間でもコンビニに行きやすい方がいいという声や、営業社員も現場を確認する際に動きやすい方がいいという意見をもとに開発されています。自社で採用し、評判が良かったことから法人向け、個人向けに販売することになったようです」(マーケティング担当 根本氏)と話す。

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