2022.07.21

アスクル、2022年5月期 売上・利益とも過去最高 「LOHACO」売上は543億円

アスクルの2022年5月期は、売上高・利益とも過去最高の実績を上げた。「LOHACO」の売上高は、同2.8%増の543億3000万円だった。「LOHACO」はZホールディングスとの連携を進め、2023年5月期に黒字化達成を目指す。
 
連結業績の売上高は、前期比1.5%増の4285億1700万円だった。営業利益は同2.8%増の143億900万円、経常利益は同3.0%増の142億7000万円、当期純利益は同18.7%増の92億600万円になった。
 
主力のBtoB事業は、売上高が同0.8%増の3480億2500万円、営業利益は同15.4%減の170億円だった。生活用品商材、EC需要の増加による梱包資材などのMRO商材、ロングテール商材などの売り上げが伸長した。
 
「LOHACO」を中心としたBtoC事業の売上高は、同3.0%増の706億7300万円だった。営業損益は24億円の営業損失(前期は41億円の営業損失)になった。
 
自社ECサイト「LOHACO本店」は2021年6月、ヤフーが提供するシステム基盤に移行し、リニューアルオープンした。グループ会社のソフトバンクやヤフーと連携した大型販促を定期的に実施することで売上高を伸ばしている。
 
ロジスティクス事業の売上高は、同17.6%増の90億3000万円だった。営業損益は3400万円の損失(前期は11億円の損失)になった。
 
2023年5月期の連結業績における売上高は、同6.3%増の4555億円を計画している。営業利益は同1.3%増の145億円、経常利益は同0.2%増の143億円、当期純利益は同2.1%増の94億円を目指す。


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