2022.07.14

アクシージア、第3四半期の中国EC売上50%増の42億円 上海ロックダウンの影響受けるも成長

東証マザーズ上場企業で、高価格帯の化粧品やサプリメントを中国向けECで販売し急成長を遂げているアクシージアの、2021年8月‐2022年4月期(第3四半期)の中国EC売り上げは、前年同期比50.4%増の42億5300万円だった。中国ECの売上高が、同社の連結売上高の75.6%を占めているという。2022年3月以降は、上海ロックダウンの影響を受けたが、成長を維持できたとしている。
 
同社の同第3四半期の連結売上高は、前年同期比38.8%増の56億3000万円になった。
 
営業利益は同10.7%増の10億9700万円だった。
 
成長の要因として、動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」での躍進や、ヒット商品の誕生、中国ECセールイベント「3.8」への参戦を挙げている。「3.8」期間中の累計の売上高は、前年同期間比で108%増となったという。
 
一方で、中国のロックダウンの影響を受け、純第3四半期(2022年2‐4月期)の売上高は予算未達となったという。未達の主な要因として、上海での物流停止の影響を挙げている。
 
3月28日以降、中国の一部の地域で配送が停止したという。4月には、配送停止の影響で、一部中国ECにおいて、消費者の手元に製品が届かない事象が発生。キャンセルが増加したそうだ。中国現地で展開するサロン事業も大きな打撃を受けた。
 
同社では今後、ロックダウンの再発令に備え、上海に集中していた物流拠点の分散化を実施するなど、対策を強化していくという。



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