2022.07.14

ANAホールディングス、メタバースに進出 新たな収益源の確保へ

ANAホールディングス(HD)は2022年中に、メタバース(仮想空間)事業に乗り出す。新たにメタバース内で旅行を体感できるほか、土産としての商品購入やミニゲームなどを開始する。
 
コロナ禍で旅行客が減少する中、「メタバース旅行」を通じて、新たな収益源の確保に動く。コロナ収束後を見据え、実際の地域を訪れてもらえるよう「再訪」の仕組みも構築していく。
 
メタバース旅行の仕方は、参加者がスマホ専用アプリで自身を撮影。自身の姿を似せた「タビビト」と呼ばれるアバター(分身)が自動で生成される。巨大な仮想世界を、最大8人のグループで歩き回れる仕組み。
 
ANAHDは2022年4月、京都市と協定を締結した。2022年中にはプラットフォームを作成し、2023年には京都の観光地を5カ所回れる仮想空間を完成させる計画だ。
 
仮想旅行で訪れた店舗や宿泊施設を含んだ現実の旅プランを提案し、そのまま予約できるようにする。仮想空間と現実世界の相互送客を実現させていく。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事