ストリームが運営する家電レンタルサービス「Rentoco(レントコ)」のサービス拡大が続いている。3月には、中長期間の継続使用を希望するユーザーの要望に応え、月額制レンタルの対応を開始。他社レンタルサービスとの協業も積極的に行い、チャネルをまたいだ露出も強化している。
「レントコ」は2020年4月に開始した家電のレンタルサービス。ストリームがECサイト「ECカレント」の運営などを通じて培った家電ECのノウハウや商品調達力を基盤に、人気の家電商品を安価で提供している。
「巣ごもり需要が活発だったサービス開始当初は、理美容家電や調理家電が人気だった。商品を購入いただく前の試用としても、ユーザーに広く活用いただいている」(広報)と言う。
家電レンタル事業は、返品対応や商品のメンテナンスなど複雑な工程を要することから、サービス開始当初は利用規模拡大を抑制している面もあったという。「運用を通じてオペレーションも安定し、ようやくより多くのお客さまに向けてサービスを展開できるようになった」(齊藤勝久社長)とさらなる事業拡大を見据える。
3月には、新生活に合わせた需要拡大を見越し、生活家電をセットで提供する「月額定額レンタルサービス」を開始した。基本となる「洗濯機・冷蔵庫セット」(月額税込5500円)などのレンタルプランをもとに、電子レンジや掃除機などといった生活家電各種をユーザーの希望に合った期間と内容で提供する。配送と設置、利用後の商品回収は基本的に無料で対応する。
7月4日には、DMM.comが運営するレンタルサイト「DMMいろいろレンタル」と協業し、同サイトへの商品提供を開始した。最新家電を中心に約500アイテムを投入し、新たな顧客層の開拓も図っていく。
「Rentoco」https://rentoco.jp/
