2022.07.08

メルカリ、サービス9周年記念のインフォグラフィック公開 60秒未満で最も売れたブランドは「アップル」

メルカリはこのほど、7月2日にフリマアプリ「メルカリ」のサービス開始9周年を迎えたことを記念し、1年のあゆみを振り返る「メルカリ サービス開始9周年」インフォグラフィックスを公開した。インドア向けのカテゴリーの人気が続くカテゴリー別シェアや、「アップル」が1位となった60秒未満で売れたブランドランキングに加え、物価上昇下でのメルカリ生活や世代別の利用状況などをまとめている。

メルカリは、7月2日の「メルカリ」9周年を記念し、「数字で見るメルカリ」と題したインフォグラフィックを公開した。カテゴリー別シェアは、前年度から引き続き、本・ゲーム・おもちゃといった商品を含む「エンタメ・ホビー」カテゴリーが最も高い構成比となった。2021年10月の緊急事態宣言解除後も、リモートワークが推奨されるなど家を起点としたライフスタイルが継続され、インドア向けのカテゴリーが人気となっている。



60秒未満で売れたブランドランキングTOP10では、この1年間で60秒未満で最も売れたブランドは「アップル」だった。ブランド別でも、おうち時間を楽しむ「エンタメ・ホビー」カテゴリーの商品が多くランクインしている。「エプソン」「キヤノン」がランキング上位に入っており、自宅でのリモートワークに必要な備品を手軽に入手したいというニーズから、60秒未満という短い時間で購入されたことが考えられると推察している。



「メルカリ」利用者に対し、「1年前と比較して物価の上昇を感じるか」質問したところ、80.9%が物価の上昇を感じていることがわかった。物価上昇への対策として、今後「メルカリ」での購入が増えると思う商品は、服、書籍、おもちゃ・ホビー、レジャー関連など、これまでの「メルカリ」でも人気だった商品が多数ランクインするなかで、「野菜」「果物」が7位、8位にランクインする結果となった。



世代別の購入カテゴリーTOP3では、「エンタメ・ホビー」カテゴリーへのニーズが見受けられ、すべての世代で「エンタメ・ホビー」カテゴリーに含まれる「キャラクターグッズ」や「アイドルグッズ」が購入数TOP3にランクインした。近年、自分の好きなタレントやアイドル、キャラクターを応援する活動「推し活」が拡大し、写真やグッズなどの関連アイテムをファンが収集する動きが見られることをその要因に挙げた。シニア世代の70代以上では「本・音楽・ゲーム」カテゴリーで「K-POP」が1位となったほか、10代、30代、50代でも「K-POP」がTOP3にランクインしており、世代を問わず幅広い層から韓流アイドルを応援する「推し活」が楽しまれていたことがうかがえるとしている。



世代別の出品傾向でも、「エンタメ・ホビー」カテゴリーがすべての世代でランクインした。ハンドメイドパーツやインテリア小物など、おうち時間を楽しむためのアイテムも多く出品された。小さいサイズの品ほど送料を抑えられ、「ネコポス」や「ゆうパケット」など梱包手段も豊富なことから、出品ハードルが下がったと見受けられるとしている。



メルカリでは2021年10月に、産直品や地方特産品、ハンドメイド品など様々な「こだわりの商品」を作り手から直接購入できるサービス「メルカリShops」を開始。家・漁師、まちの飲食店、地方の特産品、ハンドメイド、アパレル、雑貨のお店など、日本全国の個人・法人の方がご自身のネットショップを開設している。「メルカリShops」の人気購入カテゴリーでは、「果物」の人気がもっとも高かった。2位には「菓子」、3位には「野菜」がランクインし、生鮮を含む食品が購入される傾向にあることがわかった。物価上昇下において、農家から直接、新鮮かつ手頃な価格で商品を購入したいニーズの高まりが影響したと推察している。



メルカリにとって2021年は、ヤマト運輸との集荷梱包代行の実証実験をはじめ、「メルカリ」で販売取引が成立した商品を発送できる無人投函ボックス「メルカリポスト」の設置拡大、リアルな場での「メルカリ教室」の実施再開など、オフライン施策に力を入れた1年だった。



「メルカリポスト」の拠点数は、2021年から2.2倍の約2200カ所に拡大。コンビニや携帯販売ショップ、銀行ATMコーナーなど、生活動線として日常的に利便性の高いさまざまなロケーションへの設置を行った。「メルカリ教室」の拠点数は約1200拠点に増加。開催回数は7万回を超え、18万人以上の受講があったとし、引き続きさらなるオフラインでのタッチポイント強化に努めていく行く考えを示した。



番外編として、メルカリにまつわる最上級の数値をピックアップした「メルカリ THE MOST」では、「メルカリ」のコメント欄で最もやり取りが行われた数が1891件、最高齢の顧客の年齢が100歳、日本最北端エリアで人気だったブランドは「プライド」、最南端エリアでは「ユニクロ」だったことを公開した。



日本最北端エリアで人気だったは、取り扱い店舗が北海道に最も多く、日頃から馴染みのあるブランドとして購入ニーズが高いことがうかがえるとしている。お一方、最南端エリアで人気だった「ユニクロ」は、沖縄での店舗数が限られており、オンラインで購入する場合の送料を考慮し、送料一律で得に欲しいものが見つけられる「メルカリ」の利用が好まれたと推察している。



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