2022.06.30

しるし、EC転売を自動検知 楽天などモールに対応

ECの支援サービスなどを展開するしるしはこのほど、ECにおける転売検知技術で特許を取得した。アマゾンや楽天市場などの大型モールを想定に対応しており、全ての商品について転売が起こっていないかを検知するという。
 
転売検知サービスは、同社が提供する分析システム「購買分析システム」に付随して提供する。「購買分析システム」の利用者であれば、同サービスを利用できる。「近年では、メーカーが管理していない販売事業者が急増している。自社だけでは把握したり対応したりしきれない事業者も多いだろう」(長井社長)と話す。
 
同サービスを使えば、自動で転売の把握ができるため、売り上げの増加だけでなく、ブランド価値の維持や、レビューの改善にも効果が期待できるという。
 
「転売者は、リピート購入を考えない人が多い。そのため、商品状態が悪い状態で販売されるケースがあり、商品自体のブランド価値の下落や、悪いレビュー、クレームにつながるケースも少なくない」(同)と話す。
 
「あるヘアケアブランドの企業では昨年、同システムを導入した。9か月で800件以上の転売を検知することができ、売り上げも大きく伸ばすことができたと聞いている」(同)と話している。



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