2022.06.21

【「Shopify」の戦略を日本カントリー・マネージャー 太原真氏に聞く】「国内事業者との全接点を現地化する」

Shopify Japan 日本カントリー・マネージャー 太原真氏


――昨年9月に発表した越境ECソリューション「Shopify Markets(ショッピファイ・マーケット)」の反応は?

越境ECの参入がしやすくなっただけでなく、「Shopify」で越境ECに対応できることを知ってもらうきっかけになったことが大きかった。既存のマーチャントからも「越境もできるんだね」という声をたくさんいただいた。コロナ禍で外国人観光客が来日できなくなり、外国のお客さまに直接ECで販売するニーズは高まっている。「Shopify Markets」で手軽に越境ECにチャレンジできることを知ってもらい、越境ECに取り組むマーチャントを増やしていきたい。

――これから強化したい点は?

コロナ禍でDXが進む中、小売の現場は変わっていくと感じてい。その時々のお客さまのニーズに対応できるサービスになりたいと思っている。

例えば今年、リリースされてうれしかったサービスに、playground(プレイグランド)さんが開発したNFT付きチケットの販売機能がある。playgroundさんがマーチャントさんと話し合い、需要を見越してNFTのサービスを開発したのだが、それを「Shopify」でやっていただいたがうれしかった。お客さまが実現したいことを簡単にできるプラットフォームを目指しているが、その好例になったと思う。

――マーチャントやパートナーを活性化するイベントも計画している。

個人的にはリアルのイベントをやりたいが、コロナの予測はできないので、安全にできるようになれば、ぜひ実現したい。昨年はオンラインでイベントを開催した。メタバースのような空間でイベントを開催し、そういう形でできたことも自信になっている。コロナの状況を見ながら、今年もリアルかオンラインでイベントを開催したいとは考えている。

――太原氏が最近利用したShopifyストアーは?

オーストラリアへの出張で1週間くらい家を空けていたこともあり、妻に「JEROME(ジェローム)」の生チーズケーキを買った。とても美味しいチーズケーキで、注文を受けてから作るスタイルだそうだ。シェフこだわりのケーキショップも「Shopify」でオンラインストアーを開設してくれていることに感激した。




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