2022.06.13

Wovn Technologiesとハックルベリー、「Shopify」の多言語化アプリ「WOVN.io 連携」をリリース

Wovn Technologiesは6月13日、 Webサイト多言語化ソリューション「WOVN.io(ウォーブン・ドットアイオー)」において、「Shopify」アプリの開発・提供を手がけるハックルベリーと協業し、「Shopify」の多言語化アプリ「WOVN.io 連携」をリリースした。既存のストアに後付けで導入でき、ストアの海外戦略に向けた翻訳対応・管理を容易にするなど、「Shopify」を利用する事業者の海外に向けたストア強化を支援する。

Wovn Technologiesの展開する「WOVN.io」は、Web サイトを最大43言語・77のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語化し、海外戦略・在留外国人対応を成功に導く多言語化ソリューション。既存の Web サイトに後付けすることができ、多言語化に必要なシステム開発・多言語サイト運用にかかる不要なコストの圧縮、人的リソースの削減、導入期間の短縮を実現する。

このほどWovn Technologiesは、「Shopify」アプリの開発・提供、「Shopify」ベースのサイト構築、D2Cサービスの企画・開発などにより「Shopify」ストアの売上向上支援を行うハックルベリーと協業し、「Shopify」の多言語化アプリ「WOVN.io 連携」をリリースし、ハックルベリーより提供を開始した。

「WOVN.io 連携」を用いることで、「Shopify」での既存ストアを最大43言語・77のロケール(言語と地域の組み合わせ)に多言語で運用可能になるほか、「WOVN.io」の管理画面を通じて翻訳の編集や管理を容易に行うことが可能。翻訳資産の管理ならびに翻訳品質の向上を図ることができる。

その他にも、固有名詞、企業固有の表現などを、用語として固定で適用できる「用語集管理」。「Google 翻訳」、「Azure Cognitive Services」の「Translator(Microsoft)」、「みらい翻訳」との連携により、言語ごとに最適な翻訳エンジンを適用できる「翻訳エンジン最適化」。「WOVN.io」管理画面での直感的で簡易な翻訳修正作業、「Shopify」アプリ側での翻訳修正作業の修正結果を相互共有・反映を可能にする「Shopify」アプリと「WOVN.io」の「相互データベース連携」など、翻訳を支援する機能も豊富に備える。


▲相互データベース連携に対応

日本国内におけるBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は年々拡大しており、2020年には約19.3兆円に達していると報告されている。さらにECサイトを運営するユーザーは、売上拡大に向け日本国内だけではなく、海外にも販路を広げる必要があることから、ECサイトに対して質の高い多言語化が求められていた。

「Shopify」でもページごとに言語管理可能な多言語翻訳が可能なアプリがすでにあり、「Shopify」のアプリ・EC サイトの構築を行うユーザーは、こうした機能を利用してアプリ・EC サイトの多言語化を進めていた。

一方で、「Shopify」ストアの売上向上支援を行うハックルベリーには、ECサイトの多言語化を検討する多くのユーザーから、翻訳機能だけではなく、元コンテンツの更新に伴う複数言語への同時翻訳機能や、翻訳品質向上の要望が数多く寄せられていたとし、「WOVN.io 連携」のリリースによる新しい翻訳対応・管理アプリのプラットフォーム提供に至ったとしている。

「WOVN.io 連携」のリリースを記念し、7月29日には、Wovn Technologiesとハックルベリーの2社によるオンラインセミナー「Shopifyを活用した越境ECの最適化~WOVN.ioが実現する多言語運用とは~」を開催。「越境 EC をはじめるにはどうしたらいいか?」をテーマに、越境ECの構築・展開だけでなく、運用の中でも課題として多く挙げられる「多言語展開」についてのノウハウも紹介する。同セミナーの参加費は無料。専用ページにて申し込みを受け付けている。



Wovn Technologiesとハックルベリーは、技術提携を今後もさまざまに展開し、ECサイトの多言語化を推進することで、集客・売上向上をサポートするとしている。



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