2022.06.06

パンフォーユー、総額約6億円を調達 マーケティングやシステム開発を推進

“冷凍×IT”で地域のパン屋と消費者をつなぐパンフォーユーは6月1日、KIRIN HEALTH INNOVATION FUND、三菱UFJキャピタルら10社と個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、シリーズB総額約6億円の資金調達を実施した。調達した資金は、事業拡大に向けたマーケティングやシステム開発の推進、健康食品市場への新たなアプローチに活用する。

パンフォーユーは、地域のパン屋が抱える運営や販路拡大などのあらゆる課題を独自の冷凍技術とDXによって解決するスタートアップ企業。「新しいパン経済圏を作り、地域経済に貢献する」をミッションに、独自のパン冷凍技術・パン屋向けSaaSプロダクト・販路拡大戦略で、全国の消費者とパン屋さんをつなぎ、パンを「作る人」「売る人」「食べる人」の3方良しのプラットフォームサービスを提供している。



このほど、第三者割当増資によるシリーズB総額約6億円の資金調達を実施。これにより累計調達額は約10億円となった。第三者割当増資の引き受け先は、新規がFFGベンチャービジネスパートナーズ、KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(KIRIN・GB投資事業有限責任組合)、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、東和SBIお客様応援投資事業有限責任組合、日清製粉、三菱UFJキャピタル、嶺井政人(個人)、その他企業。増資がギフティ、九州オープンイノベーション1号投資事業有限責任組合 無限責任組合員、FFGベンチャービジネスパートナーズ、KDDI Regional Initiatives Fund 1号となる。

今回の資金調達により、全事業の拡大に向けたマーケティングやシステム開発を推進し、既存サービスを通してパンを「作る人」「売る人」「食べる人」3方のスムーズな連携の強化を図る。また、コロナ禍でより注目が高まっている健康・ウェルネス分野にも焦点をあて、既存の糖質15g以下の冷凍パンブランド「まいパン」のみならず、多方面の企業との連携により、健康食品市場に新たな視点でアプローチすべく構想・企画・開発を進める。

今後も、地域のパン屋に寄り添いながら、あらゆるサービスを通してパートナー関係を築き、事業ミッションとして掲げる「地域パン屋のプラットフォームとして、地域経済に貢献し、新しいパン経済圏をつくる」の実現を目指すとしている。




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