2020.04.21

「ジェネレーションZ」に刺さるもの

ミツカングループの「ZENB 」

ミツカングループのブランド「ZENB JAPAN(ゼンブジャパン)」では2019年から、野菜を丸ごと素材として使用した食品を、主にネット通販で販売しています。野菜の茎や皮も“全部”使うことから、“ゼンブ”というブランドとしてスタートしたそうです。

ゼンブブランドをスタートしたきっかけは、ミレニアル世代(2000年代に成人を迎えた世代)や、ジェネレーションZ(2000~2010年の間に生まれた世代)に受け入れられる商品を開発したかったからだそうです。

いま米国では、老舗の大手食品メーカーが廃業に陥るケースが増えているそうです。「スタートアップの食品メーカーが、今の世代に合わせた新しい食品をどんどん開発しており、今まで当たり前のように売れていた商品が売れなくなっている」と、ミツカンの担当者は話していました。老舗の食品メーカーのミツカンでも、そうした現象に危機感を持ち、今の世代の心に刺さる食品の開発に取り組んでいるそうです。

今後社会人になる、ジェネレーションZの若者には、「エシカル消費」を意識するという人が多いといわれています。「エシカル消費」とは、環境問題や社会問題の解決に貢献できるような、商品の購入を選択するということです。今後も、既存の価値観にとらわれない、新しい食品や生活用品が登場していくのでしょう。

筆者もミレニアル世代ですが、どちらかというと、昭和生まれで、次々と商品を購入しては消費してきたタイプの人間です。消費者自体も、「エシカル消費」を心掛けなければ、社会に追い付けなくなるのかもしれません。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事